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書名

発達障害医学の進歩 16

筆頭著者

原 仁・編

出版社名

診断と治療社

ISBNコード

ISBN978-4-7878-1373-2

発行年

2004年5月

判型 / 頁数

B5判 / 88頁

分類

臨床医学系/小児科学

価格

定価(本体3,000円+税)

内容

発達障害を正しく理解するためのひとつの手段として,医学的評
価がある.発達障害医学の進歩第16集では,評価を主要テーマにし
て,最近の知見をそれぞれの領域のエキスパートに分かりやすく解
説していただいた.第16集の構成は,本年2月に日本知的障害福祉連
盟が開催した発達障害医学セミナーの講演論文5編と,時間の関係で
講演を依頼できなかったが,最近の知見を語るためには不可欠な,
この領域の権威による解説論文4編からなる.
神経心理学の立場から発達障害はどのように診えるのか,相原正
男博士に高次脳機能障害としての発達障害の理解の仕方を,また,
現在多領域の専門家が注目している評価システムASEBAの解説を北道
子博士にお願いした.
画像診断に関しては,従来の研究成果を橋本俊顕教授に,そして
これからの応用が期待される神経画像診断手法を松田博史博士にお
まとめいただいた.
第10集でも主要テーマとして遺伝を取り上げたが,その後の遺伝
学の進歩を杉江陽子博士に,そしてわが国の発達障害医学における
脆弱X染色体症候群の位置付けに関して,最近実施された調査の解説
を加我牧子博士にお願いした.
薬効をどのように評価するのかは発達障害児・者に関わる専門職
にとって重大な関心事である.最近,この領域の医療に導入されつ
つあるSSRIを例にとって,古荘純一教授に経験を述べてもらった.
聴覚障害児を対象とした新生児聴覚スクリーニング法の導入が発
達障害の早期発見につながるものなのか否か,この領域の研究のリ
ーダーである三科潤博士に報告していただいた.そして最後に,著
しい進歩を遂げている新生児行動学の紹介を小西行郎教授にお願い
したのである.
以上,それぞれの領域のトップランナーの論文が並ぶ発達障害医
学の進歩第16集は,発達障害児・者に関わるすべての専門職に貴重
な情報源となると確信する次第である.
一方,第1集から15集まで編著者として関わり続けてこられた有馬
正高教授の命により,本年から編集企画を引き継いだのであるが,
教授の見識には到底及ぶべくもない.第16集が多くの読者に受け入
れられるのか,いささかの不安も残る.イヤーブックとしての発達
障害医学の進歩をますます発展させるために,忌憚のないご意見と
ご批判を賜れば幸いである.

2004年3月
編集者 記

目次

次脳機能障害としての発達障害
ASEBAと発達障害
発達障害と画像診断
最近の神経画像診断の進歩:発達障害への適応の可能性
発達障害と遺伝-最近の知見-
脆弱X症候群と発達障害:認知機能の特徴
発達障害児における薬物治療の最近の知見-セロトニン作動薬を中心に
新生児聴覚スクリーニングの現状と今後の課題
異分野研究によるbeneral movementの解析