世界的に支持を得ている『LippincottR Illustrated Reviews』シリーズから、免疫系を臨床的な視点で捉えられる『イラストレイテッド免疫学』の最新版.
視覚的に理解できる豊富なイラスト、簡潔な文章、臨床テーマの理解を深める、数多く追加された「臨床応用」のコラムが特徴.
第I編で「免疫システム」の意義について概説.
第II編で「自然免疫系」の実体を、第III編で「獲得/適応免疫系」の役割を具体的に示し、免疫系の2大柱である「自然免疫」と「獲得/適応免疫」の基本的な事項が学べる.
第IV編で「免疫システム」の臨床との具体的な関与を症例を示しながら解説.
それぞれの編を有機的につなげ、複雑な免疫システムをわかりやすく解説。COVID-19との関連も解説している.
各章末の「章の要約」とさらに充実した「学習問題」で章ごとに、そして巻末の「復習問題」で全体を通して理解度を確認できる構成となっている.

略号表
I：存在するということ：自己および自己／非自己を認識するという概念
　１：自己認識の必要性
　２：抗原とレセプター
II：自然免疫系
　３：感染に対するバリア
　４：自然免疫系を構成する細胞群
　５：自然免疫の働き
III：獲得免疫系
　６：獲得免疫に関与する分子
　７：細胞と臓器
　８：免疫多様性の形成：リンパ球抗原レセプター
　９：リンパ球の分化
　10：リンパ球の活性化
　11：リンパ球の機能
　12：獲得免疫応答の制御
IV：臨床面からみた免疫
　13：健康の維持：自然免疫と獲得免疫による健康管理
　14：過敏反応
　15：免疫不全
　16：自己免疫
　17：移　植
　18：免疫薬物治療
　19：腫瘍免疫
　20：免疫機能の測定
復習問題