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書名

血尿診断ガイドライン2023

筆頭著者

日本腎臓学会・他編

出版社名

ライフサイエンス出版

ISBNコード

ISBN978-4-89775-464-2

発行年

2023年6月

判型 / 頁数

A4判 / 80頁

分類

臨床医学系/内科一般

価格

定価3,080円(本体2,800円 税10%)

内容

2013年版から10年ぶりの大幅改訂!
血尿の原因疾患を診断するための手順を「血尿診断アルゴリズム」として提示。

わが国では母子保健法、学校保健法、労働安全衛生法、老人保健法などにより、生涯にわたり検尿を受けることが可能で、こうした検尿での異常所見(潜血)が契機となって重篤な腎疾患や泌尿器疾患が発見されることも少なくない。
本書は潜血が認められた患者における血尿のタイプの判定と原因疾患の診断のためのガイドラインで、血尿の原因疾患を診断するための手順を初めて詳細な「血尿診断アルゴリズム」として提示。また、ワクチン接種後の血尿例の報告を受けて、最終章で「新型コロナワクチンと血尿」について解説。

目次

Ⅰ 血尿の定義と検査法
BQ 1 血尿の定義はどのようにすべきか?
BQ 2 尿中赤血球形態で糸球体性血尿は鑑別できるか?
[付記]:尿中赤血球形態の判定基準
BQ 3 血尿を診断するための採尿方法はどのようにすべきか?
BQ 4 尿潜血試験紙間で感度の差があるか?
BQ 5 尿潜血試験紙で血尿をスクリーニングした場合の臨床的感度・特異度はどの程度か?

Ⅱ 血尿診断アルゴリズム
血尿診断アルゴリズムの概要
■ 内科領域における顕微鏡的血尿
BQ 6 顕微鏡的血尿の患者への初期対応として一般医家が行うべき検査は何か?
BQ 7 顕微鏡的血尿の患者を一般医家が腎臓内科医に紹介するのはどのような場合か?
BQ 8 腎臓内科専門医として顕微鏡的血尿の患者で内科的腎疾患を鑑別する検査は何か?
CQ 1 蛋白尿を合併しない成人の顕微鏡的血尿患者において腎生検で同定される病態は何か?

■ 泌尿器科領域における顕微鏡的血尿
BQ 9 顕微鏡的血尿の患者で鑑別対象となる泌尿器科疾患は何か?
BQ 10 顕微鏡的血尿の患者を一般医家が泌尿器科医に紹介するのはどのような場合か?
BQ 11 泌尿器科専門医として顕微鏡的血尿の患者に対して悪性腫瘍の検索目的に行う検査は何か?
BQ 12 抗血小板薬,抗凝固薬を服用している顕微鏡的血尿患者に対して通常の精査は必要か?
BQ 13 顕微鏡的血尿の初回精査で異常を指摘されなかった患者に対して定期的経過観察は必要か?
CQ 2 顕微鏡的血尿を呈する尿路上皮癌中リスク集団に対して尿路上皮癌のスクリーニング検査として膀胱鏡検査は推奨されるか?
CQ 3 成人の尿路上皮癌高リスク患者の診断においてCT urography は推奨されるか?

■ 肉眼的血尿に関するGood Practice Statement
GPS 1 内科として注意すべき肉眼的血尿
GPS 2 泌尿器科として注意すべき肉眼的血尿

■ 小児科領域における顕微鏡的血尿
BQ 14 小児の血尿の発見契機,有病率,原因疾患はどのようなものか?
BQ 15 小児の血尿患者への初期対応として一般小児科医が行うべき検査は何か?
BQ 16 小児の血尿患者を一般小児科医が小児腎臓医に紹介するのはどのような場合か?
BQ 17 小児の血尿患者に対して小児腎臓医として腎疾患を鑑別するための検査は何か?
BQ 18 蛋白尿を伴う小児の顕微鏡的血尿において腎生検で同定される病態とそれらの割合は?

Ⅲ 血尿マススクリーニングの妥当性
BQ 19 健診,検診における血尿スクリーニングは妥当か?

Ⅳ 新型コロナワクチンと血尿