書名 |
FMCテキストブック ―出生前検査・診断と遺伝カウンセリングの実際 |
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筆頭著者 |
中村 靖・他編 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-307-30144-2 |
発行年 |
2023年3月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 400頁 |
分類 |
臨床医学系/産科婦人科学 |
価格 |
定価9,350円(本体8,500円 税10%) |
国内における胎児診療の専門家集団が、出生前検査・診断の正しい知識や手技の実際、診療の問題点、遺伝カウンセリングの心構えやノウハウに至るまで、余すことなく解説しました。出生前検査・診断をこれから行おうとしている医療従事者はもちろん、産科・胎児・周産期医療に携わるすべての医療従事者の道しるべとなる1冊です。
第1章 出生前検査・診断の歴史と現在
1.出生前検査・診断の歴史的変遷
2.出生前検査の両輪─ 画像診断と遺伝学的検査
3.出生前検査の国際比較
第2章 出生前検査・診断の実践
1.いつ、どの検査を、どう行うのか
2.染色体異常のスクリーニング検査
1)妊娠初期の検査:NT計測とコンバインド検査
2)妊娠初期の検査:他の超音波マーカー
3)母体血清マーカー検査
4)NIPT
3.侵襲的手技と検体検査
1)羊水穿刺と絨毛採取
2)染色体検査と遺伝子解析
4.胎児形態異常の検査
1)妊娠初期の胎児超音波検査
2)妊娠中期以降の胎児超音波検査
3)胎児心エコー検査
4)胎児MRI
5.妊娠を前提として妊娠前に行う検査
1)着床前検査・診断
2)保因者スクリーニング検査
第3章 出生前検査・診断に関する話し合い─ 明日から使える対話のヒント
1.臨床の場で、出生前検査・診断について話し合う─ 遺伝カウンセリングの枠を越えて
2.検査の選択に関する情報提供と支援
1)数多くの選択肢の中から、何を選ぶのか
2)様々な先天異常をどう説明するか
3)非指示的・中立的な態度と対応
4)検査するか、しないかの決断過程の支援
3.検査結果をいかに伝えるか
1)確率をいかに伝えるか
2)スクリーニング陽性/ 陰性をいかに伝えるか
3)悪い知らせをいかに伝えるか
4.人工妊娠中絶をめぐる支援
1)胎児の疾患がみつかったら? 中絶するかどうかの話し合い
2)中絶についての話し合いにおける情報提供とガイダンス
5.円滑な話し合いのヒント─ 情報提供支援と心理的・社会的支援
1)情報提供のコツ
2)心理支援の基本─ 話を聞く、話をする
3)自律的決定の支援の基本的考え方
第4章 出生前検査・診断の臨床で目指すべき方向性
1.出生前検査・診断と生命倫理─ 人工妊娠中絶・減胎をめぐる法的、社会的背景
2.今後の課題
