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書名

子どもの学びと向き合う 医療スタッフのためのLD診療・支援入門 (改訂第2版)

筆頭著者

玉井 浩・監(大阪医科薬科大学小児科名誉教授/大阪医科薬科大学小児高次脳機能研究所・LDセンター顧問)

その他著者等

若宮/英司

出版社名

診断と治療社

ISBNコード

ISBN978-4-7878-2568-1

発行年

2022年10月

判型 / 頁数

B5判 / 192頁

分類

臨床医学系/小児科学

価格

定価3,850円(本体3,500円 税10%)

内容

学習障害(LD)の定義と医学的解説などの基礎知識から、受診前~介入後の経過といった実践的内容まで分かりやすくまとめた1冊.

目次

CONTENTS
 改訂第2版 監修の序 玉井 浩   ⅲ
 初版 監修の序 玉井 浩   ⅳ
 編集の序 若宮英司   ⅴ
 執筆者一覧  ⅸ
 本書の用語について  ⅹ

第1章 LDとは
A診断基準と定義  若宮英司   2
B視覚関連機能,協調運動,注意集中が学習に及ぼす影響  若宮英司   6
CID,ADHD,ASDと学習  柳生一自,岩田みちる  11
D言語障害と学習  永安 香,福井美保  16
E脳の発達と脳機能  関あゆみ  20
F合理的配慮について  竹下 盛  26
第2章 LDの具体的症状と診断・検査の実際
A読字・書字障害の特徴  関あゆみ  32
B算数障害  若宮英司,栗本奈緒子  36
C診察の実際  若宮英司  41
D協調運動の診察  柏木 充  45
E聴力に関する訴えと言語障害の診察  福井美保,永安 香  51
F視覚関連の機能に関する訴えの聞き取り方と症状の整理  奥村智人,三浦朋子  54
G診断年齢別の対応のポイント  田中啓子  57
H本書における各検査のカテゴリーと位置づけ  奥村智人,三浦朋子  60
IICTの活用についてー実際の機器についてー  竹下 盛  66

Q&A
Q1 保護者から「言葉の発達が遅いことが心配だ」と相談を受けました.
どのように対処すればよいでしょうか  田中啓子  70
Q2 保護者から「子どもがLDではないか」と相談を受けました.
どのように対処すればよいでしょうか  田中啓子  70
Q3 発達障害で受診している子どもの保護者から,学習面の相談を受けました.
どのように対処すればよいでしょうか  島川修一  71
Q4 学習困難の評価に関する紹介先の選択のポイントについて教えてください  若宮英司  71
Q5 子どもの学習困難を母親以外の家族(父,祖父母,きょうだい)が理解しない
という相談への対応方法を教えてください  中尾亮太  72
Q6 保護者が子どもの学習困難を学校に相談する際の医療者の役割を教えて
ください.診断を伝えてその子どもが不利になることはないでしょうか  中尾亮太  72
Q7 投薬の適応と効果的な使い方について教えてください  島川修一  73
第3章 LDの子どもの支援プログラム
A大阪医科薬科大学LDセンターでの取り組み  栗本奈緒子  76

CASE
 CASE 1  幼児期より,読みの弱さを疑われていたAくん  竹下 盛  82
 CASE 2  小学校入学後に,担任に読みの困難を指摘されたBくん  栗本奈緒子  87
 CASE 3  視覚認知に弱さがあり,漢字書字の習得がむずかしかったCくん  水田めくみ  91
 CASE 4  意味理解に弱さがあり,正しい漢字が書けなかったDくん  水田めくみ  96
 CASE 5  読み書きの弱さが主訴で言語の弱さがあったEくん  栗本奈緒子 101
 CASE 6  文章問題や長文読解が困難だったFくん  水田めくみ 105
 CASE 7  数概念の弱さから計算に困難があったGちゃん  栗本奈緒子 111
 CASE 8  文章問題理解に弱さのあったHくん  竹下 盛 117
 CASE 9  学習困難を主訴として受診した中学生Iさん  栗本奈緒子 121
 CASE 10 視写が苦手であったJちゃん    三浦朋子,奥村智人 126
 CASE 11 形を捉えることが苦手であったKちゃん  三浦朋子,奥村智人 129
 CASE 12 姿勢保持や机上操作が苦手であったLくん  芳本有里子 132
 CASE 13 ADHD(不注意優勢)による学習困難のあったMくん  栗本奈緒子 135
 CASE 14 ASDにより文章表現に困難のあったNくん  竹下 盛 139
 CASE 15 読み書きの弱さに対しICTの活用が有効だったOくん  竹下 盛 143
COLUMN 発達障害の特性を考慮した学習指導について  水田めくみ 148
第4章 家庭生活・学習環境づくりと学校生活における支援
A子どもとの接し方  金 泰子 152
B二次障害への対応  金 泰子 155
C教育機関との連携  鳥居深雪 160
D療育施設との連携  松尾育子 163

E作業療法士との連携  尾藤祥子,丹葉寛之 166
F生活活動の管理・長期休暇の過ごし方  中尾亮太 168

Q&A
Q1 本人への告知について留意点を教えてください  金 泰子 173
Q2 受験準備や就職,社会適応の相談にどう対処すればよいでしょうか  中尾亮太 173
COLUMN 専門機関と学校との連携の重要性  竹下 盛 174
資料
 相談機関・ウェブサイト  若宮英司,鳥居深雪 176

索引  179
※本書に記載されたウェブサイト(URL)は2022年6月現在のものであり,更新されていることがございます.ご了承ください.