書名 |
見逃してはいけない小児救急 |
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筆頭著者 |
鉄原健一・編著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-7653-1912-6 |
発行年 |
2022年6月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 336頁 |
分類 |
臨床医学系/小児科学 |
価格 |
定価4,620円(本体4,200円 税10%) |
小児救急は軽症の頻度が圧倒的に高いため、緊急度の高い疾患への配慮を忘れやすく、診断エラーに繋がりやすい。よくある診断エラーやピットフォールを共有し、症例を通してポイントや解決法を紹介する。
第1章 総論1
1 小児の救急外来での臨床推論(鉄原健一)
1 はじめに
2 緊急度と重症度
3 すべての患者にABCDEを
4 ABCDEの先へ:二次評価で原因検索
5 原因検索:まずCritical、次にCommon
6 診断仮説の確率を考える:Beyes(ベイズ)の定理
7 Criticalは除外が難しい
8 Common:ゴミ箱診断に注意
9 「パッと思いつく」と「理路整然と考える」:システム1とシステム2
10 解釈モデルとシステム3
11 おわりに
2 小児救急での診断エラー(鉄原健一)
1 はじめに
2 診断エラーとは:診断エラーは他人事ではない
3 小児救急外来の診断エラー
4 診断エラーの予防:いろいろな手を考える
5 おわりに
3 ABCDE の診かたのコツ(鉄原健一)
1 はじめに:すべての患者にABCDEを!
2 Airway(気道):忘れがちだが緊急度は最も高い
3 Breathing(呼吸):胸以外をみる。呼吸の規則性も忘れずに
4 Circulation(循環):血圧が下がったらおしまい
5 Disability(神経):血糖を忘れない
6 Exposure(全身観察):紫斑、外傷に注意
7 ABCDEのまとめ
8 おわりに
4 虐待の認知:内因系、外因系の中からどのように見つけるか(岡田広)
1 はじめに
2 外因系の受診
3 内因系の受診
4 おわりに
5 傷害予防(岸部峻)
1 はじめに
2 傷害予防の一般論
3 医療者が病院でできること
4 症例と傷害予防のピットフォール
5 おわりに
第2章 各論
「第2章 各論」は、30症例とも下記4つの項目立てで構成されています。
1.システム1:パッと浮かんだ診断、判断は?
2.システム2:分析的に考える
3.本症例の振り返り
4.鑑別疾患のポイント、ピットフォール
1 呼気性喘鳴(鉄原健一)
2 吸気性喘鳴(木村翔)
3 咳嗽(岸部峻)
4 頻呼吸(野澤正寛)
5 鼻汁(染谷真紀)
6 発熱①(竹井寛和)
7 発熱②(竹井寛和)
8 頸部腫脹(福政宏司)
9 胸痛(浦田晋)
10 心雑音(浦田晋)
11 嘔吐(木村翔)
12 下痢(木村翔)
13 腹痛①(岡田広)
14 腹痛②(岡田広)
15 不機嫌(染谷真紀)
16 頭痛(染谷真紀)
17 けいれん(浦田晋)
18 興奮(富田慶一)
19 意識消失(浦田晋)
20 意識障害(野澤正寛)
21 発疹(竹井寛和)
22 跛行(森脇太郎、富田慶一)
23 上肢を動かさない(福政宏司)
24 頭部外傷(木村翔)
25 顔面打撲(岸部峻)
26 口腔挫創(福政宏司)
27 異物誤飲(富田慶一)
28 薬物中毒(岸部峻)
29 熱傷(野澤正寛)
30 熱中症(大石高稔、富田慶一)
