書名 |
器質か心因か |
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筆頭著者 |
尾久守侑・著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-498-22926-6 |
発行年 |
2021年1月 |
判型 / 頁数 |
A5変型判 / 126頁 |
分類 |
臨床医学系/内科一般 |
価格 |
定価2,200円(本体2,000円 税10%) |
器質か心因かを巡る状況に,「心理的加重」という概念を登場させる.器質因があると心因反応がより起こりやすくなる現象への理解は,内科医の臨床レベルを数段向上させる.
はしがき
第1章 器質か心因か
器質か心因か
器質を示唆する症状を呈すが、心理的な問題が原因のとき
心因を示唆する症状を呈すが、身体疾患が原因のとき
1.心理的加重(psychogenic overlay)
2.健康な精神機能の減弱
第2章 鬼の首をとった気になる前に
鬼の首をとった気になる前に
心因反応と思考するに至る4つのプロセス
1.“身体疾患からの逸脱”という文脈
2.心因反応の積極的な証拠の発見
3.原因となりそうな「心理的な葛藤」の発見
4.現場をとりまく構造からの影響
第3章 心因反応の方程式
心因反応の方程式
除反応という視点
内科でよく接する心因反応のパターン
a.愁訴の増幅/情動変化
症例a1:待合で怒鳴るサラリーマン
症例a2:帯状疱疹の治療中に人格変化をきたした高齢女性
症例a3:泣き続けるマイコプラズマ肺炎の女性
症例a4:胸が苦しいと訴え続ける認知症の女性
b.過呼吸・動悸発作
症例b1:過呼吸を起こした高齢男性
c.転換症状
症例c1:失立失歩・失声を呈した女性
症例c2:ヒステロ・エピレプシー
症例c3:「脳炎ではありません」
d.神経衰弱(不定愁訴)
症例d1:テスト前の睡眠不足で神経衰弱?
症例d2:引き算しても残る便秘
症例d3:心因反応ときちんと診断する
症例d4:むち打ち症は器質か心因か
症例d5:慢性化した不定愁訴
第4章 メスの深さ
第5章 “病気”でないことの伝え方
“病気”でないことの伝え方
あまりやらないほうがいいこと
1.病的意義のない検査異常と症状を結びつけて説明する
2.身体疾患「風」の病名をつける
3.否定できない病気があることを伝える
4.とりあえず精神科/心療内科を紹介する
大切だと思うポイント
a.患者の訴えをよく聞き、事実レベルではなくメタレベルで応答する
b.検査をする前に検査異常がなかったらどうするかを尋ね、先に心身相関の説明をしておく
c.身体疾患ではどうやらなさそうと伝え、心身相関の可能性についてもう一度一緒に考える
d.精神科/心療内科を紹介するにせよ、自分で治療するにせよ、引き続き関わることを伝える
第6章 動揺が症状に影響を与える
動揺が症状に影響を与える
症例1(職場の動揺)
症例2(親の動揺)
症例3(医師の動揺)
まとめ
主要参考文献
あとがき
謝辞
