書名 |
身体運動科学アドバンスト |
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筆頭著者 |
東京大学大学院身体運動科学研究室・編 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-7644-1216-3 |
発行年 |
2020年10月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 216頁 |
分類 |
保健・体育/体育学一般 |
価格 |
定価3,080円(本体2,800円 税10%) |
近年研究がどんどん細分化され,本来は近いはずの分野の専門内容がわからないということがあり得るようになってきました.一方で身体運動科学は,運動といういろいろな要素が関係し合って成り立っている現象を取り扱っているため,広い視点から考えるということは重要です. そこで本書では,身体運動科学や健康科学領域のある1つの専門的内容を深く学ぶというよりは,身体運動科学を専門として学び研究しようとする学生にとって,広く知っておいて欲しい内容を示しています.大学1〜2年生向けの基礎的な内容の教科書ではなく,卒業研究や大学院生の教育研究といったもう少し専門的内容の概説書です. 3部13章から構成されています.第Ⅰ部は広い意味での運動生理学で,筋生理学,エネルギー代謝と栄養,脳と運動制御関連の内容にわかれます.第Ⅱ部はスポーツバイオメカニクスの基礎,発展,応用です.第Ⅲ部はスポーツ医学に加えて,身体運動科学研究室で行った疫学研究についても触れられています.
第Ⅰ部 運動生理学
1章 ヒト生体内での骨格筋の収縮特性
1.生体内での筋収縮-静的特性-
2.生体内での筋収縮-動的特性-
2章 ヒト生体における腱の力学的特性と血液循環
1.腱の力学的特性の測定
2.身体運動における腱の役割
3.さまざまなトレーニングに伴う腱の力学的特性の変化
4.腱の血液循環
3章 高強度運動におけるエネルギー代謝
1.糖を中心に考える
2.糖分解の特性から考える
3.乳酸の代謝
4.3つの系で考える問題点
4章 スポーツ選手のための食事戦略
1.持久系競技選手のための食事戦略
2.筋力系競技選手のための食事戦略
5章 障害とスポーツ・身体運動
1.障害者スポーツの歴史とパラリンピック
2.障害がある人の運動参加
3.障害を有するアスリートの脳とリハビリテーション
6章 姿勢および歩行の適応制御における小脳の役割
1.姿勢の適応制御における小脳の役割
2.歩行の適応制御における小脳の役割
7章 運動スキルの発達と階層構造
1.乳児の運動発達
2.運動構築の階層性
3.緊張のレベル
4.筋-関節リンク(シナジー)のレベル
5.空間場のレベル
6.行為のレベル
第Ⅱ部 スポーツバイオメカニクス
8章 力学が紐解くスポーツ動作のエッセンス
1.スポーツバイオメカニクスの魅力
2.バイオメカニクスとは
3.バイオメカニクスの基礎-力学の研究史-
4.スポーツバイオメカニクスの研究史
5.スポーツバイオメカニクスの視点
6.キネマティクスとキネティクス
7.順ダイナミクスと逆ダイナミクス
8.モーションキャプチャによる動作解析
9.バイオメカニクスにおける測定・分析・評価
9章 技術発展から探るスポーツ動作解析
1.ジャンプ動作のシミュレーション
2.慣性センサを用いた動作計測
3.マーカーレスモーションキャプチャ
10章 力学からみた体のバネの活かし方と機械学習を用いたアプローチ
1.体のバネを活かすとは-強制振動の理論に基づいた最適な動作の予測-
2.スポーツバイオメカニクスと機械学習
第Ⅲ部 スポーツ医学・疫学
11章 靭帯と半月の機能と損傷・修復
1.関節の基本構造
2.靭 帯
3.半 月
12章 メディカルチェック
1.メディカルチェックとは
2.メディカルチェックの目的
3.内科的メディカルチェック
4.整形外科的メディカルチェック
13章 身体運動の疫学研究
1.疫学という用語と身体運動科学での役割
2.身体運動科学における疫学の定義と特徴
3.疫学研究の型
4.身体運動科学における疫学の学習機会:まとめに代えて
