書名 |
体験学習の展開 ≪看護教育実践シリーズ 5≫ |
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筆頭著者 |
中井俊樹・シリーズ編集 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-260-03920-8 |
発行年 |
2019年8月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 208頁 |
分類 |
基礎看護/看護管理・看護教育/看護教育 |
価格 |
定価2,640円(本体2,400円 税10%) |
体験からの学習を促すための効果的な支援がわかる書
本書では、人は体験からどのように学ぶのか、体験から大きな学びと深い記憶が生じるためにはどのような支援が必要なのか、その原理を丁寧に記しながら、看護教育で行われる体験学習を効果的に支援する方策を紹介する。本書は臨地実習だけを体験学習ととらえず、ロールプレイやシミュレーション教育、さらには学校行事など学生のあらゆる体験を学習の場とし、そこからの学びを促すために教員に何ができるのかを考えている。
「看護教育実践シリーズ」刊行にあたって
はじめに
本書の構成と使い方
第1部 体験学習の理論と特徴
1章 体験学習の意義を理解する
1 体験学習の起源をたどる
1 為すことによって学ぶ
2 行うことではっきりわかる
3 滲み込み型の教育を理解する
2 体験の特徴を理解する
1 体験とは何か
2 3種類の体験を理解する
3 体験には連続性がある
4 体験では周りとの相互作用が生まれる
5 体験は個人によって意味が異なる
6 体験は非日常的である
3 体験学習とその効果を理解する
1 振り返りを通して体験が学習になる
2 体験で知識を深める
3 体験で技能を高める
4 体験で態度を養う
5 体験で課題対応能力を高める
6 体験で自己管理や社会性のスキルを高める
2章 体験学習の原理を理解する
1 基盤となる学習観を理解する
1 自ら行い学び高めていく
2 学習者中心主義の教育
2 体験を積み重ね能力を高めていく
1 専門家の能力開発のモデル
2 実践することで深い理解を促す
3 できるようになることを目指す
4 技能を習得する
5 体験を学習に変えるサイクル
6 アンラーンによって持論を捨てる
3 他者とかかわり合って能力を高めていく
1 かかわり合って学ぶ
2 人は集団のなかで学ぶ
3 人とのかかわりで認識が変容する
4 協力し合えばより高い学びが得られる
5 専門が違う人から学ぶ
3章 体験学習を促す教育方法を理解する
1 体験学習を促す指針を理解する
1 最終的には自律して学べるようになること
2 次の世代の担い手を育てる
3 学生を信じて任せる
2 体験学習を促すための理論を理解する
1 1人でできるように段階を踏む
2 背伸びする機会を与える
3 没頭する課題を与える
4 振り返りを上手に支援する
3 体験学習における教員の役割を理解する
1 教員は幅広い役割を担う
2 学び合う同行者でもある
第2部 体験学習の方法
4章 体験学習を計画する
1 体験学習を計画する意義
2 学びにつながる体験を計画する
1 カリキュラムでの位置づけを確認する
2 学習目標を設定する
3 評価方法を決める
4 教育資源を確認する
5 スケジュールを決める
6 補助教材を準備する
7 リスクを想定する
8 学生が計画に参加する
3 協力者との連携を深める
1 学習目標や活動内容を共有する
2 学生の状況を共有する
3 役割を明確にする
5章 振り返りを通して学習する
1 振り返りを理解する
1 振り返りの重要性を理解する
2 振り返りは前向きに行う
3 振り返りの意義を理解する
2 効果的に振り返りを促す
1 リフレクティブサイクルに沿って支援する
2 言葉にすることを支援する
3 学生の様子を観察する
4 個々の学生にあわせる
5 体験からの学びを理論的枠組みと結びつける
3 記述によって振り返りを導く
1 記録シートを活用する
2 リフレクション・シートを活用する
3 プロセスレコードを活用する
4 グループでの振り返りを導く
1 グループで振り返る意義を理解する
2 発表会を活用する
6章 コーチングで体験学習を支援する
1 体験学習におけるコーチングの意義
1 コーチングは体験学習と相性がよい
2 指導にコーチングを取り入れる
2 学生が話しやすい関係を築く
1 ラポールを形成する
2 学生が話しやすい環境をつくる
3 学生の話をしっかり聞く
4 学生の言動を承認する
5 非言語コミュニケーションを読みとる
3 コーチングによって体験からの学びを促す
1 さまざまな発問を活用する
2 リフレーミングで前向きな気持ちに変える
3 教員の提案を伝える
4 目標に向けて実行を決心させる
7章 シミュレーションを通して学習する
1 シミュレーションの特徴を理解する
1 シミュレーション教育とは
2 意味づけされた行動を促す
3 臨床現場を再現した環境で学習する
4 シミュレーション教育の類型を理解する
5 シミュレーション教育は3つのパートで構成する
2 シミュレーションを準備する
1 作成するシナリオの質を高める
2 学習要素を焦点化する
3 患者を設定する
4 事前学習を決定する
3 シミュレーションを実施する
1 学習環境を整える
2 ブリーフィングで方向づける
3 シミュレーションを開始する
4 デブリーフィングで学習を深める
8章 ロールプレイを通して学習する
1 役割を与えられると人は気づく
1 ロールプレイとは
2 役割を演じる意義を理解する
3 観察者にとっても意義がある
2 ロールプレイの場面を設定する
1 学生ができる役を理解する
2 場面設定を明確にする
3 実習での場面を再現する
3 ロールプレイを実施する
1 登場人物と配役を決める
2 役割を演じることに集中させる
3 実演させる
4 振り返りで学習を深める
5 ロールプレイで学んだことを整理する
9章 臨地実習の体験を通して学習する
1 臨地実習はどのような体験学習なのか
1 本物体験ができる
2 背伸びする体験で成長する
3 安全安心な場づくりが求められる
2 他者とのかかわりから学習する
1 患者との意図的なかかわりをみせて学習を支援する
2 患者との関係性を築き患者の本質をとらえる
3 患者との関係性を調整し,求められている看護を見いだす
4 学生の思いを患者に伝える
5 さまざまな医療従事者との関係から学習する
6 地域における実習から学習する
7 個人情報の取り扱いを徹底する
3 1人でできることを目指す
1 熟達者を見学する
2 言葉で指導する
3 支援のもとで実践する
4 段階的に支援を減らしていく
4 現場の体験を振り返る
1 学生の感情を受け止める
2 学習効果を高める振り返りを支援する
3 よかった点から伝える
4 カンファレンスで振り返る
5 実習記録を通して振り返る
10章 体験を通して幅広い成長を促す
1 体験の場は授業に限らない
1 授業外にも体験の場がある
2 授業外の体験を学びにつなげる
3 複数の体験から学ぶ
2 体験学習でキャリア意識を高める
1 看護職のキャリアを知る機会をつくる
2 ロールモデルをみつける
3 自分自身を知る体験を準備する
4 キャリアアンカーについて考える
3 社会人としての資質を身につける
1 学生は幅広い側面で成長する
2 社会人として求められるスキルや態度を身につける
3 看護職としての市民性を育成する
4 学び方を学ぶ機会を与える
1 学び方を学ぶ意味を理解する
2 知識の生成方法を習得する
3 自律的な学習者を育てる
付録 授業に役立つ資料
1 シミュレーションガイドの例
2 ロールプレイのシナリオの例
3 実習指導要項(一部)の例
4 用語集
参考文献
執筆者プロフィール
索引
