書名 |
現象学でよみとく 専門看護師のコンピテンシー |
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筆頭著者 |
井部俊子・他編(他編) |
その他著者等 |
村上 靖彦 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-260-03886-7 |
発行年 |
2019年6月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 236頁 |
分類 |
基礎看護/看護管理・看護教育/看護管理・経営学 |
価格 |
定価3,850円(本体3,500円 税10%) |
専門看護師を目指す人や活用したい人へ。その卓越性の秘密を現象学で解き明かす
6領域9名の専門看護師(CNS)による事例をもとに、現象学者である村上氏が各CNSとのインタビューを実施。現象学的な質的研究により、そこから見えてくるCNSの行動や言葉を体系的に抽出。読者にCNSのコンピテンシーとして「看護師の目線で見えた世界」を示していく。CNSを目指す人へ、CNSを活用したいと考える管理者に向けての格好の参考書。また医療人のみならず看護サービスの利用者にも役立つ1冊。
はじめに
序論 インタビューと現象学的な分析─そこから見えてくるCNSについて
急性・重症患者看護
CASE 1 事例:集中治療領域における看取りの支援
現象学的分析:1.5人称の看護
CASE 2 事例:初療における自殺企図患者家族への悲嘆ケアとCNSに遺された課題
現象学的分析:想像を超えたところからやってくる出来事がもつ力を
受け止める
在宅看護
CASE 3 事例:今患者に起きていることに関して,あまりにも不足する情報への違和感
現象学的分析:願いと力
老人看護
CASE 4 事例:「何とかやってます」─その人の流儀を重んじた関わり
現象学的分析:「私が入りたいのは風呂おけじゃなくて棺おけです」
─意思の確認とユーモア
慢性疾患看護
CASE 5 事例:患者が水遊びをしていた頃の足の感覚の体験を捉え,“感じない”
“離れている”足をEさんに近づける
現象学的分析:糖尿病の悲しい体
精神看護
CASE 6 事例:健康的な行動を強化することで,無力感を抱えた看護師のケアする
意欲を引き出す
現象学的分析:薬に勝つケア
がん看護
CASE 7 事例:隠された痛みを掘り起こし対処する
現象学的分析:見えなくなる看護とスイッチを作るナース
CASE 8 事例:患者が自分らしさを取り戻すプロセスに寄り添うこと
現象学的分析:「意思決定を支援する」って簡単に使えない言葉だな
CASE 9 事例:患者が予測した嘔気のつらさを見過ごさない
現象学的分析:システム変革の黒子としてのCNS
おわりに
