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書名

病名がなくてもできること ―診断名のない3つのフェーズ 最初の最初すぎて診断名がない あとがなさすぎて診断名がない 不明・不定すぎて診断名がない

筆頭著者

國松淳和・著

出版社名

中外医学社

ISBNコード

ISBN978-4-498-01020-8

発行年

2019年5月

判型 / 頁数

A5判 / 244頁

分類

臨床医学系/診断学

価格

定価3,960円(本体3,600円 税10%)

内容

診断名がない局面を『最初の最初』『あとがない』『不明・不定』の3つに分け,著者が実際に行なう思考の一端についての脳内共有を目指す.

目次

Chapter 1 初診という世界〜最初の最初〜
 Section 0 はじめに
 Section 1 「胸が……」
  「胸が……」の患者の受診パターン・触れ込みを考える
  「胸が……」の診分け方
  まとめ
 Section 2 「お腹が……」
  「お腹が……」の患者の受診パターン・触れ込みを考える
  腹痛の診分け方
  まとめ
 Section 3 「かぜをひきました……」
  「かぜをひきました……」の患者の受診パターン・触れ込みを考える
  「かぜをひきました……」の診分け方
  まとめ
 Section 4 「体重が減りました……」
  「体重が減りました……」の患者の受診パターン・触れ込みを考える
  「体重が減りました……」に対する初動
  血液検査後の次の精査
  まとめ
 Section 5 「のどがかわきました……」
  「のどがかわきました……」の患者の受診パターン・触れ込みを考える
  「のどがかわきました……」の診分け方
  まとめ
 Section 6 「食べられません……」
  「食べられません……」の患者の受診パターン・触れ込みを考える
  「食べられません……」に対する初動
  非特異性が高いなか,外せない注意すべき疾患
  まとめ
 Section 7 「ふらふらします……」
  「ふらふらします……」の患者の受診パターン・触れ込みを考える
  「ふらふらします……」に対する初動
  「ふらふらします……」の診分け方
  まとめ
 Section 8 「かぜが治りません……」
  「かぜが治りません……」の患者の受診パターン・触れ込みを考える
  「先日かぜと言われましたがよくなりません……」に対する初動
  血液検査後の動き
  まとめ
 Section 9 「眠れません……」
  「眠れません……」の患者の受診パターン・触れ込みを考える
  「眠れません……」の患者へのアプローチの実際
  まとめ
 Section 10 「足がむくみます……」
  「足がむくみます……」の患者の受診パターン・触れ込みを考える
  浮腫の診分け方
  まとめ
 Section 11 flank pain(片側の側腹部痛)
  「flank pain(片側の側腹部痛)」の受診パターン・触れ込みを考える
  「flank pain(片側の側腹部痛)」に対する初動
  「flank pain(片側の側腹部痛)」の診分け方
  まとめ
 Section 12 関節痛
  「関節痛」の受診パターン・触れ込みを考える
  「関節痛」に対する初動
  「関節痛」の診分け方
  まとめ
 Section 13 血小板減少
  「血小板減少」の患者の受診パターン・触れ込みを考える
  「血小板減少」に対する初動
  病態別に検討する
  まとめ
 Section 14 リンパ節腫脹
  「リンパ節腫脹」の受診パターン・触れ込みを考える
  「リンパ節腫脹」の診分け方
  まとめ
 Section 15 CK上昇
  「CK上昇」の患者の受診パターン・触れ込みを考える
  「CK上昇」に対する初動
  疾患を,特異的に検討する
  まとめ
 Section 16 症候群としての心不全
  症候群としての心不全
  心不全の受診パターン・触れ込みを考える
  心不全疑いに対する初動
  症候群としての心不全の診分け方
  まとめ

Chapter 2 「あとがない」のに診断名がない
 Section 0 総論
  「あとがない」場面と臨床診断
  「あとがない」状況下での対応の差
  見えざる相手の黒幕の武器は炎症
  内科医によるダメージコントロール戦略
  ダメージコントロール・ステロイド治療
 Section 1 ステロイドについて
  臨床でのステロイドの一般論
  ステロイドの投与方法
  「あとがない」ときのステロイド〜各病態別のいろいろな適応〜
  「あとがない」の他の意味
  おわりに