書名 |
大人の発達障害ってそういうことだったのか その後 |
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筆頭著者 |
宮岡 等・著 |
その他著者等 |
著:内山 登紀夫 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-260-03616-0 |
発行年 |
2018年6月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 330頁 |
分類 |
臨床医学系/精神神経科学/精神医学 |
価格 |
定価3,300円(本体3,000円 税10%) |
好評書『大人の発達障害ってそういうことだったのか』の続編企画。今回も一般精神科医と児童精神科医が、大人の発達障害(自閉症スペクトラム・ADHDなど)をテーマに忌憚のない意見をぶつけ合った。過剰診断や過少診断、安易な薬物投与、支援を巡る混乱など、疾患概念が浸透してきたからこそ浮き彫りになってきた新たな問題点についても深く斬り込んだ。
第1章 少し長めのイントロダクション
【発達障害の現状(1)】
【発達障害の現状(2)】
【過剰と過少の両立という混乱】
【2つの過剰診断】
【デイケア・リワーク】
【広がる薬物療法】
【高齢者にみる発達障害(1)】
【高齢者にみる発達障害(2)】
【用語の弊害(1)】
第2章 診断・治療総論
【診断総論(1)】
【診断総論(2)】
【診断総論(3)】
【診断総論(4)】
【診断の効用】
【診断のスタンス】
【評価尺度】
【診断の必要性】
【診断の副作用】
【操作的診断基準】
【大人になって診断された人】
【ADHDの薬物療法】
【用語の弊害(2)】
【発達の視点】
【神経症とDSM】
第3章 ADHDの話
【診断(1)】
【診断(2)】
【問診と鑑別】
【ASDとの関係】
【ASDとの合併】
【その他の疾患の合併】
【薬物療法】
【非薬物的なアプローチ】
第4章 自閉症スペクトラムの話
【症状(1)】
【症状(2)】
【診察の流れ(1)】
【診察の流れ(2)】
【問診】
【診断・合併・鑑別】
【薬物療法】
【非薬物療法】
【リハビリテーション】
【虐待】
【引きこもり(1) 原因】
【引きこもり(2) 支援】
【引きこもり(3) 医療化】
第5章 ケースから考える大人の発達障害
【ケース(1) 職場で適応しているASD患者】
【ケース(2) 心気的な訴えをする患者】
【ケース(3) 退職後に仲が悪くなる夫婦】
【ケース(4) 自分の死を心配する高齢者】
【ケース(5) 昇進後に不適応となった会社員】
【ケース(6) 人から見たら少し違って見える大学生】
【ケース(7) 失敗すると落ち込みが激しいADHD患者】
【ケース(8) 抗不安薬を処方されていたADHD患者】
第6章 大人の発達障害にまつわるエトセトラ
【精神科医間の不一致】
【発達障害に関する書籍や講演】
【診断の不一致】
【診療の責任の所在】
【医療化にまつわる諸問題(1) 薬物療法化】
【医療化にまつわる諸問題(2) 薬の適正使用】
【就労支援やデイケア】
【社会とのかかわり(1) 職域】
【社会とのかかわり(2) 教育現場】
【社会とのかかわり(3) 司法】
【コメディカルへのtake home message(1)】
【コメディカルへのtake home message(2)】
【おわりに】
【文献】
対談を終えて―内山登紀夫
対談を終えて―宮岡 等
