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書名

認知症の心理アセスメント はじめの一歩

筆頭著者

黒川由紀子・編

その他著者等

扇澤 史子

出版社名

医学書院

ISBNコード

ISBN978-4-260-03262-9

発行年

2018年6月

判型 / 頁数

B5判 / 184頁

分類

臨床医学系/老年医学

価格

定価3,080円(本体2,800円 税10%)

内容

今後心理職のより深いかかわりが求められる「認知症」。そのアセスメントから支援への導き方までを学べる本が登場。検査結果の背景に脳のどんな障害があるのか、イラストと豊富なデータ、事例でしっかり解説し、公認心理師対策にも生かせる「神経心理学」の基本が身につく。病院や地域、福祉施設など様々な場面でのアセスメントと支援、報告書の書き方も明快に提示。認知症にかかわる心理職が“はじめの一歩”を踏み出せる1冊!

目次

序章 なぜ認知症の心理アセスメントが大切なのか
 A はじめに
 B 認知症のアセスメントの6つのポイント
 C 今後の課題

第1章 知っておきたい アセスメントのための基礎知識
 1 認知症とそのアセスメント
 2 どんな検査をするの?
 3 検査にあたって配慮したいこと─本人のパフォーマンス発揮のために

第2章 部位別にみた 脳の機能とその検査
 1 はじめに
 2 側頭葉内側が担う、記憶を形成する機能とその検査
 3 側頭葉外側が担う、記憶・言葉の理解の機能とその検査
 4 前頭葉が担う、感情や行動をコントロールする機能とその検査
 5 後頭葉が担う、物の見え方に関する機能とその検査
 6 頭頂葉が担う、物の位置関係把握の機能とその検査

第3章 認知症の病型別にみた 認知機能障害の特徴とアセスメントの実際
 1 はじめに
 2 アルツハイマー型認知症(AD)の特徴とアセスメント
 3 レビー小体型認知症(DLB)の特徴とアセスメント
 4 血管性認知症(VaD)の特徴とアセスメント
 5 前頭側頭型認知症(FTD)の特徴とアセスメント
 6 認知症と間違われやすい疾患・病態の特徴とアセスメント

第4章 場面別にみたアセスメントと結果の伝え方・その後の支援への活かし方
 1 はじめに─アセスメント結果の伝え方
 2 認知症のリハビリテーションにおけるアセスメント ─解釈の視点と結果の活かし方
 3 急性期病院でのアセスメントと結果の伝え方・その後の支援への活かし方 (リエゾンを中心に)
 4 慢性期病院・療養型病院でのアセスメントと結果の伝え方・ その後の支援への活かし方
 5 福祉施設でのアセスメントと結果の伝え方・その後の支援への活かし方
 6 地域に出向くアセスメントと結果の伝え方・その後の支援への活かし方 (アウトリーチを中心に)

第5章 対談 認知症の心理アセスメント、その先へ
 なぜ、アセスメントが重要なのか
 「二足のわらじ」を履けるようになろう
 検査の点数の「その先」を考える
 「認知症」と「老い」をどうとらえるか
 絶望と喪失から、「英知」にたどりつく
 認知症の本人が気軽に出向き、話し合える場を
 高齢者臨床の現場で働く心理職へのメッセージ

さらに学びを深めたいあなたへ
あとがき
索引
Column
 人格のアセスメントを取り入れた心理支援
 検査を受けた本人の気持ち
 他職種から心理職へのメッセージ Vol.1〈看護師〉
 他職種から心理職へのメッセージ Vol.2〈医師〉
 他職種から心理職へのメッセージ Vol.3〈ソーシャルワーカー(SW)〉