書名 |
新アルコール・薬物使用障害の診断治療ガイドライン |
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筆頭著者 |
新アルコール・薬物使用障害の診断治療ガイドライン作成委員会・監 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-88002-779-1 |
発行年 |
2018年10月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 160頁 |
分類 |
臨床医学系/精神神経科学/精神医学 |
価格 |
定価5,720円(本体5,200円 税10%) |

アルコール・薬物使用障害の診断治療ガイドライン、16年ぶりの新版!!
日本アルコール・アディクション医学会および日本アルコール関連問題学会からも豪華執筆陣が集結。
日常診療でよくみられる症例から抱えやすい問題を伴う症例まで、実際の診療に役立つよう、より具体的な症例を挙げながら対応法、ポイントなどをわかりやすく解説しました。
全国の依存症専門機関や回復施設等のリスト付。

第1章 総 論
Ⅰ 依存の概念
Ⅱ 診断総論
1 ICD−10/DSM−5診断基準について
2 評価尺度の解説
1)アルコール依存症等の評価尺度
2)薬物使用障害の評価尺度
3 合併精神疾患の解説
4 合併身体疾患の解説
Ⅲ 治療総論
1 治療の目標
2 治療の内容
1)心理社会的治療
2)薬物治療
3)ブリーフインターベンション
Ⅳ 疫学
1 飲酒パターンとアルコール健康障害
2 薬物乱用・依存の疫学
Ⅴ 法的事項と支援者や家族に対する対応
1 法的事項
2 支援者に求められるスキル
3 家族への対応
第2章 症例別初期対応編
Ⅰ アルコール使用障害への初期対応(内科系)
1 酔ってケガをした患者が来院した場合
2 飲酒による代謝障害の患者に対応する場合
3 アルコール性脂肪肝・肝炎患者に対応する場合
4 多量飲酒による循環器疾患・脳血管障害患者に対応する場合
5 多量飲酒による消化器疾患の患者に対応する場合
6 アルコール性肝線維症,肝硬変の患者に対応する場合
7 アルコール性ケトアシドーシスと低血糖の患者に対応する場合
8 アルコール性膵炎の患者に対応する場合
9 酩酊/酒気帯びで繰り返し救急外来を受診する場合
10 家族が本人を連れてきた場合
Ⅱ アルコール使用障害が他疾患と合併している場合への初期対応(精神科系)
1 抑うつとアルコール使用障害が合併している場合
2 不安障害とアルコール使用障害が合併している場合
3 発達障害とアルコール使用障害が合併している場合
Ⅲ 薬物依存症への初期対応
1 処方薬依存の患者が来院した場合
2 眠れないことが主訴の患者が来院した場合
3 不眠の背景に薬物依存症がある場合
4 違法薬物の使用を告白された,発覚した場合
Ⅳ アルコール使用障害の患者が救急搬送されてきた場合の初期対応
1 離脱せん妄・離脱けいれんの患者が搬送されてきた場合
2 ウェルニッケ脳症が疑われる患者の診療
第3章 軸評価に基づいた問題別対応編
Ⅰ 1軸:アルコール・薬物使用障害の重症度
1 アルコール使用障害 AUDIT−C高得点者の対応
2 薬物使用障害 重症度評価項目(松本俊彦作成)高得点者への対応
Ⅱ 2軸:アルコール・薬物使用障害と社会的問題
1 暴力/DVがある場合の対応
2 児童虐待を伴う事例への対応
3 犯罪を起こした場合への対応
4 飲酒運転をしている場合への対応
5 就労問題(欠勤など含む)を伴う場合への対応
6 高齢者のアルコール問題への対応
7 女性のアルコール依存症への対応
Ⅲ 3軸:アルコール・薬物使用障害と身体的問題
1 問題飲酒を伴う脂質異常症への対応
2 問題飲酒を伴う糖尿病への対応
3 アルコール性肝硬変への対応
4 飲酒による高トリグリセリド血症,高尿酸血症への対応
5 アルコール性脂肪肝・肝炎への対応
6 多量飲酒による循環器疾患・脳血管障害への対応
7 多量飲酒による消化管疾患への対応
8 多量飲酒による糖代謝異常への対応
9 アルコール性膵炎への対応
10 薬物使用に関連する感染症(HIV,C型肝炎等)への対応
Ⅳ 4軸:アルコール・薬物使用障害と精神的問題
1 双極性障害がある場合
2 PTSD(心的外傷後ストレス障害)がある場合
3 精神病性障害がある場合
4 認知症がある場合
第4章 参考資料
1. アルコール健康障害・薬物依存症・ギャンブル等依存症 全国医療機関
2. アルコール健康障害・薬物依存症・ギャンブル等依存症 回復施設
3. 自助グループ相談先施設
索引