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書名

自己愛危機サバイバル ―摂食障害・醜形恐怖症・自己臭恐怖症の克服・治療

筆頭著者

熊木徹夫・著

出版社名

中外医学社

ISBNコード

ISBN978-4-498-22908-2

発行年

2018年9月

判型 / 頁数

B6判 / 154頁

分類

臨床医学系/精神神経科学/精神医学

価格

定価1,980円(本体1,800円 税10%)

内容

摂食障害・醜形恐怖症・自己臭恐怖症などに苦しむ女性たちが,これと闘い,克服した体験談を中心に構成する書.真実には体験者の言葉を通じてのみ触れることができる.

目次

目次

まえがき〜「私のすべてを、見て欲しい」〜

第1章
 摂食障害、時代の諸相
 摂食障害(神経性大食症および神経性無食欲症)治療のキモ
  〜ただのダイエットでは済まない、あなたのために〜
 はじめに
 どのようにして拒食症になるのか
 拒食症の特徴
 <過食嘔吐サイクル>の完成
 過食症の特徴
 過食症・拒食症治療のキモ
 “美の競演”のうちに潜む摂食障害
 依存症治療はもはや、「対高度資本主義社会」の様相を呈している
 克服・治療体験記 1-1 「摂食障害には“ありがとう”と言ってきっぱりお別れしよう」
 克服・治療体験記 1-2 「あなたの“ありのままの魅力”を受け入れてくれたんだね」
 克服・治療体験記 1-3 「体の声を聞くことがとても重要だ」
 克服・治療体験記 1-4 「息をして生きているだけで偉いんだ」
 克服・治療体験記 1-5 「30代も半ば過ぎたら、人生から嫌なことを取り除いてもいいんだよ」
 克服・治療体験記 1-6 「必ず1人はあなたのことを好きな人がいるんです」
 克服・治療体験記 1-7 「まず驚いたのは、拒食症について何も触れてこなかったことです」

第2章
 自尊感情低落の深層
 「現代型・自尊感情の低落」とは何か
  〜摂食障害(過食症・拒食症)・醜形恐怖症・自己臭恐怖症治療から見えてくるもの〜
 「死んでしまいたいくらい、寂しくて寂しくて」(<自尊感情が低落している方>への臨床相談)
  〔『もう悩まなくていい〜精神科医熊木徹夫の公開悩み相談〜』(幻冬舎)より〕
 克服・治療体験記 2-1 「通い始めて1年ほど経って、イベントに“色”が付き始めました」
 克服・治療体験記 2-2 「あんなに嫌だった夏も、そんなに嫌ではなくなりました」
 克服・治療体験記 2-3 「カミングアウトにはすごく勇気がいります」
 克服・治療体験記 2-4 「自分ぐらい、自分のことを愛してあげてほしいし、
             優しくしてほしいし、守ってほしい」
 克服・治療体験記 2-5 「先生なら娘の気持ちを理解してくれるし、治してもらえると思いました」
 克服・治療体験記 2-6 「こんな自分でも生きてていいのかな、誰かを頼っていいのかな」
 克服・治療体験記 2-7 「私に好かれようと努力しないでくださいね」

第3章
 女性の貌とナルシシズム
 醜形恐怖症治療から垣間見える、女性のナルシシズム 生成の危うさ〜鏡と化粧の意味〜
 現代の美の“魔術師”美容整形外科医自身が、醜形恐怖症になった理由
  〜美しくても逃れられない、女性ナルシシズム由来の苦しみ〜

あとがき 〜「こけおどしの強さ」には惹かれるな〜

索引