書名 |
ケトン食の基礎から実践まで ―ケトン食に関わるすべての方へ (改訂第2版) |
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筆頭著者 |
藤井達哉・編 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-7878-2320-5 |
発行年 |
2018年5月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 224頁 |
分類 |
臨床医学系/小児科学 |
価格 |
定価4,620円(本体4,200円 税10%) |

難治てんかん,GLUT1欠損症などに有効な「ケトン食」について,医師・栄養士をはじめとした治療に携わる者に必須の情報をすべて盛り込んだ,基礎から実践までをカバーする実用書.レシピや食品交換表など,患者家族が実践する上で参考になる内容も掲載している.改訂第2版では、最新の知見を盛り込み,日本食品標準成分表2015年版に対応.また、患者家族のためのQ&Aを充実させた.

改訂第2版によせて
初版 はじめに
第1章 ケトン食:総論
A ケトン食とは
1 歴史
2 ケトン体の生化学
3 ケトン比とは
4 ケトン食の適応疾患と効果
5 ケトン食の禁忌
6 副作用
B 種々のケトン食療法の概略
1 古典的ケトン食
2 MCTケトン食
3 修正アトキンズ食
4 低グリセミック指数食
第2章 ケトン食:各論
A 古典的ケトン食
1 導入
2 維持
3 中止
4 合併症
5 評価(モニターすべき評価項目・検査項目)
6 乳児期のケトン食
B MCTケトン食
1 特徴
2 メリットと限界
3 適応と禁忌
4 計算
5 開始
6 調整
7 古典的ケトン食からMCTケトン食への変更
8 終了
C 修正アトキンズ食
1 概念
2 導入
3 維持
4 合併症
5 評価
D 低グリセミック指数食
1 概念
2 導入
3 維持
4 合併症
5 評価
E 各種ケトン食の比較と使い分け
1 各種ケトン食の有効性と副作用の比較
2 各種ケトン食の特色を活かした使い分け
第3章 疾患ごとのケトン食
A てんかん
1 適応基準
2 ケトン食の抗けいれん作用
3 抗てんかん薬との相互作用,併用の注意点
4 効果に関する最新の知見
5 ケトン食療法の継続期間
6 抗てんかん薬の減量・中止
B GLUT1欠損症
1 GLUT1欠損症とは
2 ケトン食の実施
C ピルビン酸脱水素酵素複合体欠損症
1 ビタミンB1大量療法
2 ジクロル酢酸ナトリウム(DCA)
3 ピルビン酸
4 ケトン食
D ケトン食が有効とされるその他の疾患
1 脳の悪性腫瘍
2 糖原病
3 アルツハイマー病,パーキンソン病,脳卒中などを原因とする脳神経細
胞障害の進行抑制
4 偏頭痛
第4章 ケトン食の献立の実践と対応の実際
A 難しくないケトン食
1 ケトン食とは
2 簡単です?~ケトン比の算出方法~
3 どれくらいの栄養が必要なの?
4 何を準備したらよいの?
5 ケトンフォーミュラ?,MCTオイル(中鎖脂肪酸オイル)ってなに?
6 ケトン比を気にせずに簡単に使える食品はあるの?
B おいしい献立
1 初級編
2 中級編~食品構成表をもとに献立を作る~
3 応用編~市販の加工食品や菓子などを利用したい場合~
4 おいしくする工夫
5 修正アトキンズ食によるケトン食の1例
6 低GI食によるケトン食の1例
7 古典的ケトン食,修正アトキンズ食,低GI食のレシピ集(献立)
C 家族と違うメニューを特別に作ることの工夫
1 1人だけさらに別の調理をする面倒をなくす工夫
2 自分だけ違うものを食べることをどう納得させるか
D 外食するときの工夫(旅行も含む)
1 外食のときの下調べ
2 旅行のときの工夫
3 修学旅行・宿泊学習などの対応
E 給食への対応
1 弁当のみの場合
2 一部給食を利用する場合
F 体調不良時の対応
1 この問題に関する研究
2 外来での診療方針
3 救急外来・入院での診療方針
4 重症化したとき,絶食時
5 その他,気をつけるべきこと
G 処方された薬の糖分について
1 熱量の測定方法について
2 薬剤投与量の記載方法
3 表の活用方法
4 各薬効別薬剤処方の注意点
第5章 Q&A/付録
Q&A
付録