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書名

心不全と骨格筋機能障害 ―循環生理の要点と運動療法の盲点

筆頭著者

沖田孝一・著

出版社名

文光堂

ISBNコード

ISBN978-4-8306-4569-3

発行年

2018年8月

判型 / 頁数

B5判 / 250頁

分類

リハビリテーション/内部障害

価格

定価5,280円(本体4,800円 税10%)

内容

なぜ心不全の予防・治療・予後改善に運動が必要か?心不全の理解を深めるための骨格筋障害の知識を解説.「心不全は心臓だけの病気ではない」ことを理解できる入門書.

目次

序 章
 1 心不全における骨格筋障害に関する研究の発展
 2 慢性心不全と運動耐容能に関する盲点と要点
第I章 心不全における骨格筋障害
1 運動耐容能規定因子:limiting factors for exercise capacity
2 骨格筋はどのように酸素摂取量に影響するのか?
[知識のまとめと補足]運動耐容能と酸素利用能
3 心不全における運動耐容能規定因子
4 運動限界における酸素輸送限界説と骨格筋利用限界説:微小循環の問題─debates continue─
5 心不全における骨格筋障害
6 骨格筋障害の成因
7 骨格筋障害への対策
8 HFpEFにおける運動耐容能低下と骨格筋障害
[知識の確認─理解を深めるために]骨格筋の生理学:エネルギー代謝
第II章 骨格筋という高次機能臓器(master regulator for health)
    ─運動器でありながら内分泌機能を有する巨大な臓器─
1 運動疫学から骨格筋疫学へ
2 健康を支える内分泌臓器としての骨格筋
3 サルコペニア,フレイル,ロコモティブ・シンドローム
第III章 運動を支える循環系のしくみ─心臓から毛細血管まで─
循環生理の要点
第IV章 運動療法の実際
1 心疾患における運動トレーニング様式—運動強度・運動時間・運動様式—
2 心疾患に対する運動療法・リハビリテーションの実際
3 心臓リハ・運動療法の実際(民間病院での実地例)
4 高齢者向け運動プログラム
5 多様な運動療法・運動療法実地の工夫
第V章 心肺運動負荷試験・運動機能評価法・運動効果モニタリング
1 心肺運動負荷試験の要点
2 リハビリテーション現場におけるさまざまな指標
3 運動療法・心臓リハビリテーションの効果と科学的モニタリング
第VI章 栄養管理・食事療法─カヘキシーへの対策と課題─
1 心不全における栄養障害と悪液質
2 栄養評価
3 心不全における栄養不良例への介入方法
4 肥満パラドクス
5 肥満を改善する食事療法について
トピックス
トピックス 1 骨格筋機能改善薬
トピックス 2 生物とホルミシス(hormesis)
トピックス 3 内分泌器官としての骨
終 章
ヒトにおける運動療法・心臓リハビリテーションの意義
索 引