ミニマムな解説を骨子としつつ，新知見，展望などのAdvanceまでをしっかりとおさえている微生物学の教科書の第6版．医療系学部学生から医学部学生まで幅広い支持を得ている．シンプルで分かりやすい解説により，覚えることの多い微生物学を理解しながら学ぶことが可能．さらに今改訂ではフルカラーに変更し，より視覚的にわかりやすい紙面となった．

【主要目次】
第1編　微生物学序論
　1．微生物界を構成するもの－その生物界における位置
　2．病原微生物学－その領域と意義
　3．病原微生物学の発展
第2編　細菌学総論
　1．細菌の分類と命名法
　2．細菌の形態
　3．細菌の増殖
　4．細菌の遺伝子発現，変異と修復，伝達（水平伝播）
　5．感染と発症
　6．細菌による発癌
　7．細菌感染症の診断
　8．化学療法と細菌感染症の治療
第3編　感染防御と免疫
　1．免疫系の概要
　2．自然免疫
　3．獲得免疫
　4．免疫系の病理と応用
第4編　細菌学各論
　1．グラム陽性通性嫌気性および好気性球菌
　2．グラム陰性通性嫌気性桿菌
　3．らせん菌群
　4．グラム陰性好気性桿菌および球菌
　5．グラム陽性好気性および通性嫌気性桿菌
　6．偏性嫌気性菌
　7．マイコバクテリウム属
　8．アクチノマイセスとノカルジア
　9．スピロヘータ
第5編　ウイルス学総論
　1．ウイルスとは－歴史から学ぶ
　2．ウイルスの一般的性状
　3．ウイルス感染の諸相
　4．ウイルスによる発癌
　5．ウイルスの伝播経路と予防
　6．ウイルス感染症の検査法
　7．ウイルス感染症の治療
第6編　ウイルス学各論
　1．DNAウイルス
　2．RNA ウイルス
　3．肝炎ウイルス
　4．遅発性ウイルス感染症とプリオン病
第7編　真菌学
　1．真菌の一般的性状
　2．真菌の検査法
　3．真菌疾患と病原因子
　4．真菌感染症の治療と予防
　5．深在性真菌症（輸入真菌症を含む）
　6．表在性皮膚真菌症
　7．深在性皮膚真菌症
第8編　原虫学・蠕虫学
　1．原虫学・蠕虫学概論
　2．原虫学総論
　3．原虫学各論
　4．蠕虫学総論
　5．蠕虫学各論
第9編　感染症の予防と対策
　1．滅菌と消毒
　2．医療関連感染とその対策
　3．感染症の予防と対策
第10編　微生物学における遺伝子工学的手法の応用
　1．遺伝子工学的手法の確立
　2．全ゲノムデータ解読法の進歩
　3．微生物学研究の成果が応用された新たな遺伝子工学技術1CRISPR/Cas92TALEN
　4．病原微生物の検出と感染症の遺伝子診断
　5．病原微生物の分子疫学
巻末資料
付録　代表的な抗菌薬
索引