書名 |
フレイルのみかた |
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筆頭著者 |
荒井秀典・編 |
その他著者等 |
荒井秀典/牧迫飛雄馬/土井剛彦/堤本広大/田中友規/杉本大貴/櫻井 孝/藺牟田洋美/枝広あや子/清野 諭/木下かほり/溝神文博/杉本 研/楽木宏実/藤原佳典/白石 愛/柴崎孝二/小林久峰/山田 実/大黒正志/前田圭介/新見正則/渡邊裕也/石橋英明/足立拓史/山田純生/河尾直之/梶 博史/サブレ森田さゆり/和田忠志/吉松竜貴/大河内二郎/ |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-498-05916-0 |
発行年 |
2018年4月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 200頁 |
分類 |
臨床医学系/老年医学 |
価格 |
定価3,520円(本体3,200円 税10%) |
![内容](/images/komidashi_naiyo.gif)
医療従事者や医療系学生が,正しく知る必要のある概念「フレイル」について,どのように診断・予防・介入を実践すべきか,立場の異なる各職種の専門家が平易に解説した.
![目次](/images/komidashi_mokuji.gif)
目次
I フレイルを理解する
1 フレイルとは?〈牧迫飛雄馬〉
❖フレイルの概念
❖健康長寿におけるわが国でのフレイルの位置づけ
❖フレイルの多面性
❖フレイルサイクル
❖フレイルの可逆性
2 フレイルの頻度は?〈土井剛彦〉
❖フレイルの頻度を考える前に
❖フレイルの種類による頻度の違い
3 フレイルの危険因子・保護因子〈堤本広大〉
❖社会統計学的因子
❖身体的因子
❖生物学的因子
❖生活習慣因子
❖心理学的因子
❖その他の因子
4 フレイルの転帰〈田中友規〉
❖身体的フレイルの転帰
❖多面的なフレイルも見過ごせない
❖フレイルの可逆性への期待
5 認知的フレイルとは?〈杉本大貴 櫻井 孝〉
❖IANA/IAGGによる認知的フレイルの操作的基準
❖認知的フレイルの有症率と意義
❖新たな認知的フレイルの操作的基準
6 社会的フレイルとは?〈藺牟田洋美〉
❖社会的フレイルの意義
❖社会的フレイルの定義とその指標
❖社会的フレイルがもたらすもの
7 オーラルフレイルとは?〈枝広あや子〉
❖オーラルフレイルとは
❖オーラルフレイルの構成要素
❖オーラルフレイルのみかた
8 フレイルの評価方法〈清野 諭〉
❖客観的項目を含む評価方法
❖主観的項目(質問紙)のみによる評価方法
❖まとめと課題
II フレイルを予防する
1 フレイル予防のための栄養とは〈木下かほり〉
❖フレイルと低栄養
❖高齢者の体重減少をきたす要因
❖低栄養(体重減少)を予防するためのスクリーニング方法
❖高齢者の背景や機能に合わせた提案が疾患由来ではない低栄養の予防に繋がる
2 ポリファーマシー対策(処方の適正化)はフレイルを改善するか?〈溝神文博〉
❖ポリファーマシーとフレイルの関係性
❖ポリファーマシーに対するアプローチ
❖ポリファーマシー対策はフレイルを改善するか?
3 生活習慣病の管理によるフレイル予防〈杉本 研 楽木宏実〉
❖生活習慣病とフレイルとの関連
❖生活習慣病管理によるフレイルへの影響
4 社会参加によるフレイル予防〈藤原佳典〉
❖社会参加のステージと社会関係
❖インフォーマルな社会関係と健康
❖社会参加によるフレイル予防
❖まとめと展望
5 口の健康とフレイル予防〈白石 愛〉
❖フレイルサイクルと口腔を取り巻く問題
❖口腔機能の簡便,見える化スクリーニング
❖オーラルフレイルの予防
6 ホルモンとフレイル予防〈柴崎孝二〉
❖病的ホルモン異常とフレイル
❖テストステロンとフレイル
❖成長ホルモン,インスリン様成長因子-1とフレイル
❖グレリンとフレイル
❖複合的ホルモンとフレイル
❖その他のホルモンとフレイル
7 サプリメントとフレイル予防〈小林久峰〉
❖フレイルとサルコペニア
❖骨格筋におけるタンパク質合成のアミノ酸による促進
❖高齢者の骨格筋におけるロイシン高配合必須アミノ酸の効果
III フレイルを治す
1 運動によりフレイルを治す〈山田 実〉
❖フレイルと運動
❖身体的フレイルと運動
❖精神心理的フレイルと運動
❖社会的フレイルと運動
2 栄養によりフレイルを治す〈大黒正志〉
❖フレイルと栄養
❖フレイルとタンパク質
❖フレイルとビタミンD
❖フレイルに関係のあるその他の微量栄養素
❖地中海食と日本食
❖フレイルと多職種連携
❖最後に
3 摂食嚥下訓練からフレイル改善へ〈前田圭介〉
❖サルコペニアの摂食嚥下障害とは
❖サルコペニアの摂食嚥下障害対策
❖リハビリテーション栄養
❖フレイル改善とサルコペニア対策
4 漢方薬の可能性〈新見正則〉
❖漢方の使い方
❖高齢者に処方するときのヒント
❖実際の処方
IV フレイルの関連病態
1 フレイルとサルコペニア〈渡邊裕也〉
2 フレイルとロコモティブシンドローム〈石橋英明〉
3 フレイルとカヘキシア〈足立拓史 山田純生〉
4 フレイルと骨粗鬆症〈河尾直之 梶 博史〉
V フレイル介入の実践
1 病院での実践〈サブレ森田さゆり〉
2 フレイル介入の実践 在宅医療〈和田忠志〉
3 通所サービスでの実践〈吉松竜貴〉
4 施設での実践〈大河内二郎〉
索引