今知りたい心不全の心カテプロトコルを初公開！心不全患者に対する心臓カテーテル検査の基本手技，各検査データの読み取り方，疾患病態別のプロトコルを，第一線で活躍するドクターが実体験をもとに解説。読者が本書のみで実践できるよう，手順にそって各ステップにわけ，具体的な心臓カテーテル活用方法を簡潔かつ丁寧に解説した，日本の心不全心カテのバイブルとなる1冊。

I　心不全心カテの適応
　心不全心カテ　いつ，何のために行うのか（猪又孝元）

II　心カテ基本手技
　前処置（谷口逹典）
　Swan–Ganzカテーテル（石原嗣郎）
　心室・血管造影（石原嗣郎）
　心室圧容積関係（坂本隆史）
　心筋生検（石井俊輔）

III　心カテデータ解釈
　心血管内圧（谷口逹典）
　心拍出量・血管抵抗・O2 step–up（坂本隆史）
　心機能（坂本隆史）
　心筋生検（尾上健児）

IV　疾患病態別心カテプロトコル
　拡張型心筋症（中村憲史）
　肥大型心筋症（久保　亨，北岡裕章）
　収縮性心膜炎（猪又孝元）
　僧帽弁閉鎖不全症（佐藤如雄，出雲昌樹）
　大動脈弁狭窄症（奥村貴裕）
　大動脈弁閉鎖不全症（奥村貴裕）
　肺動脈性肺高血圧症（中摩健二）
　先天性心疾患（福田旭伸，丹羽公一郎）
　両心室ペーシング急性効果（小鹿野道雄）
　植込み型VADの調整（藤野剛雄）
　VADオフテスト（中本　敬）

V　留置カテの運用
　適応と運用（高木宏治）
　ルート管理と機器活用（高木宏治）
　非侵襲的検査との互換（心エコー）（瀬尾由広）