書名 |
在宅復帰支援 ―思いのほか自宅に帰れます |
---|---|
筆頭著者 |
和田忠志・編 |
出版社名 |
|
ISBNコード |
ISBN978-4-525-20751-9 |
発行年 |
2018年4月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 214頁 |
分類 |
医学一般/病院管理学 |
価格 |
定価3,300円(本体3,000円 税10%) |

患者を退院させていくことは,病院にとって喫緊の課題である.そのためには在宅医療との連携が必要だが,実践にあたってとまどいを感じる連携担当者も多い.本書は,連携の意義,帰れる患者さんの見出し方,病棟の特徴を踏まえた連携方法,各職種の役割,先進的な取り組みなどを示した病院スタッフ向けの在宅医療連携の教科書である.

◆特別対談:連携担当者の「極意」と「心得」
Ⅰ.病院・在宅医療連携の重要性
1 なぜ,今,在宅医療連携か
2 拠点病院の在宅医療連携 ①─どう地域にアプローチするか─
3 拠点病院の在宅医療連携 ②─どう病院内部にアプローチするか─
4 医師会が期待する在宅医療連携─退院時カンファレンスを通して顔の見える関係から役割,能力の見える関係へ─
5 自宅に帰れる患者をどう見出すか?
6 在宅療養現場に患者を帰すにあたって
Ⅱ.病院や職種の特性を活かした支援の実際
1 在宅医療を支援するバックアップベッドの重要性
2 急性期病院と在宅医療連携 ①─急性期病院と在宅医療との隔たりから─
3 急性期病院と在宅医療連携②─地域医療連携の充実への歩み─
4 中小病院と在宅医療連携
5 医療過疎地の病院における在宅医療連携
6 在宅医療連携における病院医療ソーシャルワーカーの役割①─家に帰ることを目指す急性期病院の医療ソーシャルワーカーの退院支援─
7 在宅医療連携における病院医療ソーシャルワーカーの役割②─緩和ケアの在宅医療連携における 病院医療ソーシャルワーカーの役割─
8 在宅医療連携における病院医療ソーシャルワーカーの役割③─地域の中小病院を中心とした約20年の実践から─
9 高度急性期病院における連携看護師の役割─patient flow management─
10 在宅医療連携における中小病院看護師の役割
11 病院リハビリテーション部による退院支援
Ⅲ.退院調整の実際 ─ effective discharge management ─
1 退院時カンファレンス
2 退院前訪問指導 ─ 看護師の立場から
3 退院患者の継続支援 ─ 退院後訪問活動の実際
Ⅳ.病院の行う在宅療養支援とは
1 「在宅医療支援病棟」のあり方
2 地域包括ケア病棟における在宅支援
3 急性期病院における在宅医療支援入院の受け入れについて
4 精神医療退院支援
5 ICT(情報通信技術)①─在宅医療連携におけるICTの重要性─
6 ICT(情報通信技術)②─在宅医療分野における長崎「あじさいネット」の取り組み─
7 ICT(情報通信技術)③─病院スタッフが在宅医療で活躍できる医介連携専用SNSの実際─
Ⅴ.これからの病院・在宅医療連携を見すえて
1 病院・在宅医療連携研修の実際
2 欧米におけるトランジショナル・ケアの現状