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書名

かかりつけ医・非専門医のための 認知症診療メソッド (第2版)

筆頭著者

川畑信也・著

出版社名

南山堂

ISBNコード

ISBN978-4-525-20692-5

発行年

2018年4月

判型 / 頁数

B5判 / 216頁

分類

臨床医学系/総合診療

価格

定価3,850円(本体3,500円 税10%)

内容

超高齢化社会を迎えた現在,認知症は専門医だけが診るべき疾患ではなく,かかりつけ医など非専門医も診療していかなくてはならなくなった.本書では,非専門医が認知症診療に無理なく取り組むためのコツをわかりやすい文章で解説した.どこまで診ればいいのかという非専門医の守備範囲についても触れている.認知症診療になくてはならない一冊!

目次

診断編

Ⅰ 認知症診療ファーストステップ
1 アルツハイマー型認知症とは?
2 アルツハイマー型認知症の早期症状は?
3 認知症診断の手順
4 認知症専門医療機関に紹介すべき事例は?

Ⅱ 病歴・問診・診察
1 病歴から診断する
2 川畑式問診票から診断する
3 患者さんの様子から診断する
4 患者さんの問診から診断する
5 身体症状から診断する
6 病歴と患者さんへの問診・診察の組み合わせから診断を考える

Ⅲ その他の検査
●テスト式認知機能検査
1 改訂長谷川式簡易知能評価スケール(HDS-R)を考える
2 時計描画テストの有効性
●臨床検査
3 診断に役立つ臨床検査
●画像検査
4 脳形態画像検査の意義
5 脳機能画像検査の意義

Ⅳ 鑑別診断を考える
1 年齢に伴う心配いらない物忘れとの鑑別は?
2 治療可能な認知症を見逃さない!
3 MCI(軽度認知障害)とはいかなる病態か?
4 レビー小体型認知症との鑑別
5 血管性認知症との鑑別
6 前頭側頭型認知症との鑑別

Ⅴ 再来患者さんから認知症をすくい上げる
1 再来患者さんから認知症を発見するコツ

Ⅵ 困った事例への対処法
1 診断を確定できないときの対応策
2 独居患者さんの診断と対応
3 病歴とテスト式認知機能検査の結果に乖離がみられるとき


臨床症状編

Ⅶ 中核症状と周辺症状
1 中核症状
2 周辺症状

Ⅷ 周辺症状各論
1 物盗られ妄想
2 幻 視
3 暴力行為
4 睡眠障害(不眠,夜間の行動障害)
5 性的逸脱行為
6 徘 徊
7 夜間せん妄
8 不安症状
9 アパシー(無関心・無為・無感動)


薬物療法編

Ⅸ 薬物療法を開始する際の原則
1 薬物療法開始時の注意点
2 周辺症状に対する薬物療法の原則

Ⅹ 抗認知症薬の使い分けをどう考えるか
1 実臨床で上手に使い分けるコツ
2 コリンエステラーゼ阻害薬で易怒性が出現したときの対策
3 抗認知症薬の少量投与の問題について

Ⅺ 抗認知症薬各論
1 ドネペジル
2 ガランタミン
3 リバスチグミン
4 メマンチン

Ⅻその他の薬剤
1 抗精神病薬使用の実際
2 抗うつ薬使用の実際
3 抗不安薬使用の実際
4 抗てんかん薬使用の実際
5 漢方薬使用の問題点

ⅩⅢ アルツハイマー型以外の認知症の薬物療法
1 血管性認知症の薬物療法
2 レビー小体型認知症の薬物療法


介護指導編

ⅩⅣ 家族への説明の実際
1 介護の原則を説明する
2 アルツハイマー型認知症の説明
3 レビー小体型認知症の説明
4 血管性認知症の説明
5 解決策を見出せない問題を相談されたとき

ⅩⅤ 運転免許更新に関する診断書作成への対応とコツ
1 改正道路交通法の概略
2 診断書作成依頼を受けたときの対応
3 診断書作成の手順と注意点