書名 |
エキスパートが秘訣を語る 循環器薬物治療の極意 |
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筆頭著者 |
山下武志・編 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-525-24911-3 |
発行年 |
2018年4月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 179頁 |
分類 |
臨床医学系/循環器内科 |
価格 |
定価3,960円(本体3,600円 税10%) |
循環器疾患を診るとき,ガイドラインや添付文書に示された治療方針・処方をすべての患者にあてはめれば,十分な治療を行ったといえるのだろうか? ときに標準的治療のみでは進まない臨床のなかで,解決のヒントや専門家ならではの視点を伝えるべく,循環器内科のスペシャリストが,循環器薬物治療における「とっておきの極意」を紹介!
総 論
薬物治療を行う前に知っておきたいこと(山下武志)
I.高血圧に対する薬物治療
1.Ca拮抗薬の効果はどれも同じか?(藤原健史 苅尾七臣)
2.ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬をいつ,どう使う?(藤野貴行 長谷部直幸)
3.α遮断薬,β遮断薬は降圧薬ではないの?(平光伸也)
4.降圧薬を選択するときに,何か抜けていませんか?(大西勝也)
II.心不全に対する薬物治療
5.RAS阻害薬の使用に工夫は必要なのか?(樋口義治)
6.HFrEFへのβ遮断薬投与に禁忌はあるのか?(山本一博)
7.心不全治療におけるループ利尿薬とミネラルコルチコイド受容体拮抗薬の使いかたは?(西村晃一 朝倉正紀 増山 理)
8.作用機序から理解するhANPの上手な使いかたとは?(桑原宏一郎 元木博彦)
9.トルバプタンの外来継続投与が真に必要な患者とは?(絹川弘一郎)
10.静注強心薬はいつ,どう使うのか?(猪又孝元)
III.虚血性心疾患に対する薬物治療
11.抗血小板薬をどのように使用する?(興野寛幸 上妻 謙)
12.虚血性心疾患に対するスタチンの有用性と適切な使用法とは?(船水岳大 宮内克己)
13.フィブラート:安全に使うために,何に気をつけたらよいか?(林 愛子 横手幸太郎)
14.虚血性心疾患へのとりあえず硝酸薬は正解か?(七里 守)
IV.不整脈に対する薬物治療
15.不整脈薬物治療におけるI群抗不整脈薬の役割は何か?(志賀 剛)
16.アミオダロンは高齢者心房細動に使える?(髙橋尚彦)
17.ワルファリンのメリットと使用時の注意点とは?(奥山裕司)
18.DOAC処方後に定期的な血液検査は不要?(宮本康二 草野研吾)
19.頻脈性不整脈のためのβ遮断薬,Ca拮抗薬,ジギタリスの使用法は?(渡邉英一)
V.関連疾患に対する薬物治療
20.DPP-4阻害薬は,糖尿病血管症の成因の1つであるAGE-RAGE系に作用するか?(山岸昌一)
21.SGLT2阻害薬は2型糖尿病を合併した循環器疾患患者の救世主になれるか?(田中敦史 野出孝一)
22.肺動脈性肺高血圧症治療における皮下注/静注プロスタサイクリン製剤導入のタイミングは?(波多野将)
23.急性肺血栓塞栓症に対してDOACをいかに活用するか?(山田典一)
24.高尿酸血症の治療は必要か?(桑原政成 久留一郎)
日本語索引
外国語索引