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書名

呼吸器疾患の薬物療法を極める

筆頭著者

長瀬洋之・編

出版社名

文光堂

ISBNコード

ISBN978-4-8306-1736-2

発行年

2018年4月

判型 / 頁数

B5判 / 328頁

分類

臨床医学系/呼吸器内科

価格

定価7,150円(本体6,500円 税10%)

内容

第一線のエキスパートが,ガイドラインでは記載しきれない,実臨床に即した呼吸器疾患の薬物療法を余すことなく解説した実践的な書籍.

目次

I章 気管支喘息
ICS/LABAをどう使い分けるか?
ICS/LABAをどうステップダウンしていくか
ロイコトリエン受容体拮抗薬の有効症例は?
鼻炎治療(ロイコトリエン受容体拮抗薬,点鼻ステロイド薬)が喘息病態に及ぼす効果
LAMA(長時間作用性吸入抗コリン薬)はどのような場面で使用するか
ドライパウダー製剤の種類別ピットフォールの予防法と対応
pMDI製剤・SMI製剤で生じるピットホールと対応法
上気道局所副作用症例への対応と処方選択薬
吸入ステロイド経鼻呼出法のエビデンスと薬剤選択
アレルギー性気管支肺アスペルギルス症に抗真菌薬はどのように使用するか
アレルゲン免疫療法の喘息における可能性
抗IgE抗体と抗IL-5抗体をどう使い分けるか
重症喘息に対する分子標的治療─現状と今後の展望─
II章 COPD
吸入長時間作用性抗コリン薬(LAMA)製剤の特徴と使い分け
LAMA/LABA配合剤開始のタイミングと使い分け
喀痰調整薬のエビデンスと使い方
COPDに対する吸入ステロイド薬の有用性は好酸球数で見分けられるか?
β遮断薬使用は避けるべきか?
前立腺疾患合併例に対するLAMA投与の実際
III章 喘息・COPDと周辺疾患
副鼻腔気管支症候群やびまん性汎細気管支炎に対するマクロライドの選択と治療期間
慢性閉塞性肺疾患(COPD)・喘息でどのような症例にマクロライドを用いるか
日常診療における慢性咳嗽の治療的診断
IV章 間質性肺炎
抗線維化薬(ピルフェニドン,ニンテダニブ)をどう使い分けるか?
いつから,どのような症例に抗線維化薬を開始するか
抗線維化薬の臨床試験適応外症例への有効性
抗線維化薬(ニンテダニブ,ピルフェニドン)の有害事象と対応
特発性肺線維症に経口ステロイドを使ってはいけないのか
Nアセチルシステインのエビデンスと処方の実際
リコンビナントトロンボモジュリンの特発性肺線維症急性増悪における有用性と使い方
膠原病肺における免疫抑制薬の選択と使用法
V章 肺 癌
一次治療におけるEGFR-TKIをどう選択するか?
EGFR-TKI再投与の実際
ALK阻害薬の使い方(治療シークエンスを含めて)
TPS≧50%における治療戦略
PD-L1発現1〜49%の非小細胞肺癌の二次治療以降の戦略
PD-L1発現1%未満の非小細胞肺癌の二次治療以降の戦略
ROS1陽性肺癌の治療展望
血管新生阻害薬の位置づけ
非小細胞肺癌脳転移に対する肺癌治療薬の効果の差異
間質性肺炎合併肺癌に対する薬剤選択
ペグフィルグラスチム使用の実際
VI章 肺感染症
A.細菌感染症
市中肺炎の外来診療における抗菌薬の選択
院内肺炎の動向と抗菌薬選択
マクロライド耐性マイコプラズマ肺炎の疫学と治療の実際
抗菌薬を処方すべきかぜ症候群
B.抗酸菌症
非結核性抗酸菌症における抗菌薬の選択
肺非結核性抗酸菌症(肺NTM症)におけるマクロライドの位置づけと単剤投与されていた症例への対応
生物学的製剤使用前/使用中の抗酸菌感染症への対応
結核治療薬の現状と将来展望〜多剤耐性結核への対応も含めて〜
抗結核薬の副作用発現時の対応と薬剤選択
抗結核薬の減感作療法の実際
C.その他
慢性進行性肺アスペルギルス症と単純性肺アスペルギローマにおける抗真菌薬の選択
誤嚥性肺炎の予防薬
誤嚥性肺炎におけるステロイドの適応と抗菌薬選択
VII章 肺循環/肺損傷
ARDSに対するステロイド,シベレスタット,抗凝固薬のエビデンス
呼吸器疾患に伴う肺高血圧症の薬物治療の考え方
VIII章 その他
肺炎球菌ワクチンの有効性と現在の使用適応についての考え方
プロトンポンプインヒビターの呼吸器疾患における有用性
禁煙治療薬の使い分けのポイント
索 引