書名 |
IPの基本と原則 ≪ラーニングシリーズ IP(インタープロフェッショナル)/保健・医療・福祉専門職の連携教育・実践 ①≫ |
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筆頭著者 |
藤井博之・編著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-7639-6029-0 |
発行年 |
2018年4月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 112頁 |
分類 |
リハビリテーション/全集・講座・シリーズ |
価格 |
定価2,200円(本体2,000円 税10%) |

保健・医療・福祉領域で近年注目されている「IPE」「IPC・IPW」の基本を解説。学生、臨床家、教員にかかわらず、IPに関心がある方にとって必須の教科書。

推薦の序
はじめに
本シリーズの特徴
第1章 なぜ対人援助のための連携・協働が必要か
1 対人援助の現場から要請される協働
1.ある援助困難ケース
2.専門性と専門職の行動
3.注目される「チーム医療」「多職種連携」
2 専門職の協働が求められる背景
1.さまざまな背景論
2.援助課題からみた協働の要因
3 援助のための協働へ
1.幅広い協働
2.護り合う協働
第2章 専門職の連携・協働にあたって乗り越えるべきもの
1 多職種連携の望ましくない帰結
1.費用と効率の問題
2.事故と係争
3.対立と衝突
4.支配と依存
2 困難性と可能性
1.専門性の要因
2.マネジメント要因
3.社会経済的要因
3 協働によって切り拓くべきこと
1.ケースストーリーと援助構造の変化
2.連携・協働による当事者の参加と主権
3.援助の共通基盤を作る
第3章 IPC(IPW)とIPEの歴史と課題
1 背景を知るために
1.対人援助専門職の歴史をどうみるか
2.近代医学と福祉社会
3.戦後日本の保健・医療・福祉多職種体制
2 IPEのグローバルな発展と達成の歴史的概観
1.はじめに
2.IPEの成長
3.多職種連携学習と教授のアプローチ
4.IPEの実施
5.IPEのエビデンス
6.結語
3 我が国におけるIPEの広がりと課題
1.我が国におけるIPEの始まり
2.IPEの現状
3.IPE推進における課題:専門教育の中に割り込むことの大変さ
4.IPEの今後の展望について
第4章 IPEの使命と目標
1 何のため、誰のためのIPEか
1.複雑・困難なケースと当事者主権
2.連携・協働が要請される現場で
3.複雑・多重な問題状況で働くということ
4.IPEの定義
2 IPEが連携・協働に貢献する条件
1.協働できる実践家を育てる
2.IPEの指導者を育てる
3.連携・協働する組織を育てる
3 IPEの目標について
1.コンピテンシーとは
2.教育学習の双方向性
3.地域社会における運動としてのIPE
4 各国の多職種連携コンピテンシーについて
1.はじめに
2.英国
3.カナダ
4.オーストラリア
5.米国
6.各国の多職種連携コンピテンシーの比較と日本の現状
索引