書名 |
患者さんへの説明の仕方もわかる 冠攣縮性狭心症の見方と考え方 |
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筆頭著者 |
末田章三・著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-88378-662-6 |
発行年 |
2018年3月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 170頁 |
分類 |
臨床医学系/循環器内科 |
価格 |
定価3,080円(本体2,800円 税10%) |
冠攣縮性狭心症における著者の30年以上にわたる経験を凝縮。患者への説明の仕方も丁寧に解説した、循環器科医、研修医、外来をされる実地医家の先生などにお勧めの1冊。
Ⅰ.狭心症の基礎知識
1.狭心症とは
2.狭心症の分類
3.労作性狭心症
4.冠攣縮性狭心症と異型狭心症
5.完微小血管狭心症
6.安静兼労作時狭心症
7.冠攣縮性狭心症と異型狭心症の症状
8.診断方法(悲観血的検査・観血的負荷試験)
9.治療方法(薬物・非薬物治療・冠動脈形成術)
Ⅱ.症状と原因
10.原因は?
11.一生治らない疾患か?
12.服薬継続したら完治するのか?
13.症状出現時の状況を克明に書き出せ
14.朝方の発作が多い
15.ストレス・不眠で症状悪化する
16.無症状の場合もある
17.季節の変わり目が調子が悪い
18.冬場は調子が悪いが、夏場は調子が良い、入浴前の注意点
19.暑いといけない,涼しくなるとよくなる
20.息切れが著明な場合
21.冬なのに寝汗をかく
22.胸痛時に冷や汗を伴うのは,重症の証拠
23.やる気が起きない・急な脱力感・集中力欠如
24.朝方が調子が悪いが,日中はなんともない
25.午前中は調子が悪いが,午後からはなんともない
26.じっとしている時や,ぼっとしている時に胸が苦しくなる
27.いびきが大きい方は?
28.発作の前兆は自分にしかわからない!
29.胸痛時に水を飲むと治る
30.便秘で力むと胸痛
31.発作は予想外の状況で出現することもある
Ⅲ.発作時の硝酸薬仕様
32.発作時には?
33.ニトロ(硝酸薬)はどんな時に服用するのか?
34.胸部症状が消失したら?
35.投薬された薬の服用時間は?
36.眠前の服薬が大事
37.ニトロ舌下に罪悪感を持つな!
38.ニトロは予防的に用いる
39.発作時のニトロは,慌てて2錠3錠一緒に使用しない
40.発作時にニトロ使用したが,効果なかった?冠攣縮性狭心症ではないのか?
41.発作時にニトロ舌下したが,頭痛が著明な場合
Ⅳ.生活習慣と薬
42.喫煙は?
43.アルコールは?
44.カルシウム拮抗薬は?
45.硝酸薬は?
46.スタチンは?
47.抗不安薬・安定剤で発作が減少する?
48.ジェネリック薬変更後に,症状憎悪・再熱したら
Ⅴ.服薬中の薬の副作用
49.血圧が低い場合
50.服薬後に下腿浮腫出現
51.服薬後に頭痛が出現
52.服薬後に徐脈
53.服薬後に頻脈
54.投薬中止の場合は,主治医とよく相談すべきで,勝手な自己中止を防ぎましょう
55.自己判断で服薬減量させてはいけません 民間療法は信用すると危険かも
Ⅵ.検査
56.診断後に受ける定期検査は?
57.冠動脈CT検査では,冠攣縮診断は困難です
58.心筋シンチ検査でも異常所見がわかる場合があります
59.安静時胸痛でも運動負荷試験で異常所見がみつかるかも
60.心臓カテーテル検査を勧める目安
61.心臓カテーテルサマリーを手渡ししましょう
62.動脈硬化がすすむこともある
Ⅶ.重篤な合併症と治療
63.突然死する場合もある
64.失神する場合もある
65.危険な不整脈が出現する場合もある
66.心室細動・心室頻脈拍を認める場合は
67.AEDで蘇生された患者さんへの対応
68.ICD植込みを勧める前にすべきこと
69.冠動脈形成術を勧める目安
Ⅷ.その他
70.どこの病院を受診しても異常のない患者さん
71.心療内科受診を勧めることも考慮する
72.冠攣縮性狭心症と診断されている兄弟と同じような胸痛を認める
73.硝酸薬投与後の冠動脈造影検査で,診断が確定しなかったら,薬剤誘発負荷試験も考慮しましょう
74.冠攣縮性狭心症は,冠動脈が異常収縮するひとつの症候群のことで,一例一例異なります
75.異型狭心症が減少した!
76.狭心患者さんは一番に冠攣縮を疑え
参考文献
索 引