書名 |
緩和ケア ―尊厳ある生と死,大切な生活をつなぐ技と心 (改訂第2版) ≪看護学テキストシリーズNiCE≫ |
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筆頭著者 |
梅田 恵・他編 |
その他著者等 |
射場典子 編集 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-524-25512-2 |
発行年 |
2018年1月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 308頁 |
分類 |
基礎看護/基礎看護学/教科書 |
価格 |
定価2,640円(本体2,400円 税10%) |

看護学生が緩和ケアの概念を理解し,看護実践を提供するための基礎知識習得を目指したテキストの改訂版.緩和ケアを“診断時からすべての病気にわたって行われるケア”として捉え,必須の知識や実践についてわかりやすく解説.今改訂では,平成30年版国家試験出題基準に対応し,心不全,慢性呼吸不全への緩和ケアを追加した.

【主要目次】
第I章 緩和ケアとは
1.病い、苦しみ、生と死
2.尊厳ある生と死、大切な生活をつなぐケア
3.緩和ケアの歴史と定義
4.緩和ケアにおけるチームアプローチ
5.がんと緩和ケア
6.緩和ケアをとりまく今日の状況
7.さまざまな場における緩和ケア
第II章 緩和ケアの基盤となる考え方
はじめに-尊厳を支えるケア
1.日常生活を支えるケア
2.意思決定を支えるケア
3.家族ケア
4.喪失と悲嘆のケア
5.スピリチュアルケア
第III章 緩和ケアの実践方法
1.緩和ケアの実践(看護ケア)の基本的な考え方
2.痛みのマネジメント
3.呼吸困難のマネジメント
4.悪心・嘔吐のマネジメント
5.腹部膨満感のマネジメント
6.便秘のマネジメント
7.倦怠感のマネジメント
8.浮腫のマネジメント
9.睡眠障害のマネジメント
10.不安のマネジメント
11.うつのマネジメント
12.せん妄のマネジメント
第IV章 看取りのケア
1.看取りのケアとは
2.死が近づいた患者へのケア
3.看取りを迎える家族へのケア
4.死の迎え方の多様性
第V章 がんの事例で学ぶ緩和ケアの実際
1.事例(1)場をつなぐ-肺がん多発骨転移により痛みを抱えて生活する患者への継続看護
2.事例(2)セルフケアを促す-患者が自分でも症状緩和を図れると感じられるようなかかわり
3.事例(3)家族のケア-終末期にある患者の妻の予期悲嘆に対する援助
4.事例(4)スピリチュアルケア-死を正視することを余儀なくされて苦悩する患者へのかかわり
5.事例(5)在宅での看取り-痛みの強い終末期がん患者の在宅での看取り
6.事例(6)チームによる緩和ケア-病棟看護チームと緩和ケアチームが協働した壮年期の患者・家族へのかかわり
7.事例(7)看護師が行うグリーフケア-妻を見送った夫の悲しみへのかかわり
第VI章 多様な疾患をもつ人への緩和ケア
はじめに
1.認知症を患う人への緩和ケア
2.難病を患う人への緩和ケア
3.エイズを患う人への緩和ケア
4.心不全を患う人への緩和ケア
5.慢性呼吸不全を患う人への緩和ケア
第VII章 緩和ケアの今後の展望
1.諸外国における緩和ケアの体制
2.日本における緩和ケアの展望と課題
索引