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書名

図説よくわかる臨床不妊症学 生殖補助医療編 (3版)

筆頭著者

柴原浩章・他編著

その他著者等

森本義晴/京野廣一/長谷川昭子/西原卓志/柳田 薫/湯本啓太郎/見尾保幸/阿部宏之/吉田 淳/安藤寿夫/伊藤理廣/峯岸 敬/原 鐵晃/沖 利通/堂地 勉/清水康史/久保田俊郎/笠井 剛/戸屋真由美/土信田雅一/八尾竜馬/朝山雄太/黒田優佳子/近藤宣幸/角田啓道/圓城寺真見/室井美樹/矢野浩史/久保敏子/大橋いく子/小林眞一郎/向田哲規/田中勝洋/木村文則/鈴木達也/川田ゆかり/竹下直樹/古井辰郎/寺澤恵子/森重健一郎/森 崇英/

出版社名

中外医学社

ISBNコード

ISBN978-4-498-07688-4

発行年

2018年1月

判型 / 頁数

A5判 / 404頁

分類

臨床医学系/産科婦人科学

価格

定価6,160円(本体5,600円 税10%)

内容

最前線で活躍する専門家が,ARTに関わるサイエンスや実務業務,将来展望までを解説.改訂3版では最新の知見を踏まえさらにブラッシュアップ.ARTの最適な入門書.

目次

目 次

【1】ARTの基本
 1 受精  長谷川昭子
  A.精子側からみた“受精”
  B.卵子側からみた“受精”
 2 培養環境の管理とリスクマネジメント  西原卓志・森本義晴
  A.培養室の設営と品質管理
  B.培養室内の機器と点検
  C.滅菌法
  D.リスクマネジメント
 3 ICSIの基礎研究  ?田 薫
  A.上原らの研究成果
  B.Thadaniらの研究成果
  C.精子への物理的化学的刺激に対する受精能の安定性
  D.精子細胞の個体発生能
 4 High-resolution time-lapse cinematographyによる
   ヒト胚発生の形態学的連続観察  湯本啓太?・見尾保幸
  A.対象と方法
  B.初期胚発生過程の連続観察結果
  C.初期胚発生の時間経過
  D.c-IVF卵子とICSI卵子の胚発生速度の比較
  E.胚発生速度と胚のクオリティー
  F.細胞内小器官の動態:cytoplasmic flare(Flare)
  G.卵割様式
  H.新たな形態評価基準
  I.胚盤胞期における評価(胚盤胞の発生からhatching過程について)
  J.考察
 5 胚の呼吸能の測定  阿部宏之
  A.電気化学的計測法と受精卵呼吸測定装置
  B.胚の呼吸量測定
  C.胚発生過程における呼吸量変化
  D.呼吸活性を指標にした胚のクオリティー評価
  E.呼吸測定装置の臨床応用
 6 卵巣予備能の評価  吉田 淳
  A.年齢
  B.FSH
  C.E▼2▼
  D.卵巣容積
  E.胞状卵胞数
  F.喫煙
  G.AMH
  H.卵巣予備能を評価した適切な卵巣刺激法
 7 Gn製剤の特徴  安藤寿夫
  A.ゴナドトロピンの基礎
  B.Gn製剤開発の歴史と品質・安全性
  C.生殖補助医療で使用されるGn製剤と今後の展望
 8 GnRH製剤の特徴  伊藤理廣・峯岸 敬
  A.GnRHとは
  B.体外受精の卵巣刺激
  C.GnRHアゴニスト
  D.GnRHアンタゴニスト
 9 子宮内膜と着床  原 鐵晃
  A.いつ胚は着床するのか―implantation window―
  B.どこに胚は着床するのか―子宮内膜とは―
  C.どのように胚は着床するのか―着床過程とは―
 10 黄体機能と着床  沖 利通・堂地 勉
  A.黄体機能不全の定義
  B.自然周期とその妊娠周期における黄体機能維持のメカニズム
  C.ARTにおける黄体機能維持の特殊性
  D.不妊治療における黄体機能不全の治療理論

【2】ARTの実践
 1 体外受精・ICSIの適応  清水康史・久保田俊郎
  A.体外受精の適応
  B.ICSIの適応
 2 外来管理法  笠井 剛
  A.卵巣刺激法
  B.正常群に対する卵巣刺激法
  C.低反応群に対する卵巣刺激法
  D.高反応群に対する卵巣刺激法
  E.ゴナドトロピン製剤について
  F.卵胞発育のモニタリング
  G.黄体期管理
  H.妊娠判定
 3 採卵法  戸屋真由美・土信田雅一・京野廣一
  A.採卵時に使用する資材
  B.採卵のタイミング
  C.麻酔法
  D.採卵の実際
  E.採卵時・採卵後の合併症
 4 体外受精に用いる培養液  八尾竜馬・朝山雄太
  A.胚培養液の種類
  B.培養液中の成分
  C.培養成績に影響する因子
  D.IVF-ETに用いる各種培養液
  E.微小滴培養法とミネラルオイル
 5 精子調製と精子機能評価  黒田優佳子
  A.精子調製と精子機能評価における基本知識
  B.精子調製
  C.精子評価
 6 手術的精子採取法  近藤宣幸
 7 標準体外受精の手技  角田啓道
 8 ICSIの実際  ?田 薫・圓城寺真見・室井美樹
 9 卵の体外成熟(IVM)  森本義晴
 10 孵化補助法  矢野浩史・久保敏子・大橋いく子
 11 配偶子・胚の移植法  小林眞一郎
 12 配偶子・胚の凍結保存法  向田哲規・田中勝洋・D項: 木村文則
 13 多胎妊娠発生予防策がもたらせた,より安全なART  柴原浩章
 14 反復不成功症例への対策  鈴木達也
 15 米国における日本人患者の非配偶者間生殖医療の現状  川田ゆかり

【3】ARTの応用と将来展望
 1 着床前診断  竹下直樹
 2 がん・生殖医療の現在  古井辰郎・寺澤恵子・森重健一郎
 3 生殖細胞再生の科学と医学  森 崇英

索引