書名 |
頭部外傷と高次脳機能障害 |
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筆頭著者 |
日本高次脳機能障害学会 教育・研修委員会・編 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-88002-868-2 |
発行年 |
2018年1月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 264頁 |
分類 |
臨床医学系/精神神経科学/精神医学 |
価格 |
定価5,060円(本体4,600円 税10%) |
飛躍的に進歩し続ける「頭部外傷」と「高次脳機能障害」に関する理解。神経心理学や臨床医学にとどまらず,頭部外傷に関わる多様な社会問題にもスポットをあてる!
本書は,2015年12月に東京で開催された日本高次脳機能障害学会サテライト・セミナーの研修内容を中心に,一部の項目を新たに追加して作成したものである。頭部外傷の疫学的実態,受傷機転や発症メカニズム,外傷による高次脳機能障害の症候学を概説し,さらにスポーツ頭部外傷,自動車運転再開の是非,社会的行動障害など,注目の話題についても取り上げた。
頭部外傷とそれらがもたらす高次脳機能への影響について,基礎から臨床に至るまでの最新の情報が集積されている!
第Ⅰ章 序章
頭部外傷をめぐる最近の知見 (三村 將, 高畑 圭輔)
第Ⅱ章 頭部外傷とは
1. 頭部外傷の疫学 (蜂須賀研二)
2. 頭部外傷の原因 (栗原 まな)
3. 頭部外傷の画像所見 (並木 淳)
4. 脳外傷による高次脳機能障害とMTBI(軽度脳外傷)後の脳振盪後症候群 (益澤 秀明)
5. 頭部外傷の神経病理 (髙尾 昌樹)
6. 反復性軽度頭部外傷によって引き起こされる遅発性の病態:慢性外傷性脳症(CTE) (高畑 圭輔)
第Ⅲ章 頭部外傷の症候学
1. 頭部外傷後の注意障害 (稲村 稔)
2. 頭部外傷後の記憶障害 (石合 純夫)
3. 頭部外傷後の前頭葉機能障害 (三村 將)
4. 頭部外傷後の社会的行動障害 (生方 志浦, 上田 敬太)
第Ⅳ章 頭部外傷の評価と対応
1. 頭部外傷後の評価 (西 侑紀, 丸石 正治)
2. 頭部外傷後の心理症状や社会的行動障害に対する介入─認知行動療法と動機づけ面接法について─ (橋本優花里, 澤田 梢)
3. 頭部外傷および高次脳機能障害とPTSD (西 大輔)
4. 頭部外傷後の運転再開とその評価 (加藤 徳明, 佐伯 覚, 蜂須賀研二)
第Ⅴ章 終章
頭部外傷後の高次脳機能障害に対する対応と施策 (中島八十一)