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書名

錯語とジャルゴン

筆頭著者

日本高次脳機能障害学会 教育・研修委員会・編

出版社名

新興医学出版社

ISBNコード

ISBN978-4-88002-869-9

発行年

2018年1月

判型 / 頁数

A5判 / 204頁

分類

臨床医学系/精神神経科学/精神医学

価格

定価4,290円(本体3,900円 税10%)

内容

失語症候学における花形ともいえる「錯語とジャルゴン」。その発話異常の症候は多彩であり,病態機序解明への興味は尽きない!
本書は,2016年11月に松本で開催された日本高次脳機能障害学会学術総会サテライト・セミナーでの講演を核として,新たにいくつかの項目を加えた「錯語とジャルゴン」についてのモノグラフである。
失語症研究の歴史的展開から,その位置づけをひも解き,それぞれの臨床型や評価と治療について詳細に解説した。また,未だ不明な部分が多い病態機序についても,各執筆者が果敢に論考を繰り広げた。これからの失語症研究にとり,探求の指標となる一冊である。

目次

第Ⅰ章 錯語・ジャルゴンとは?
1. 錯語およびジャルゴン概念の歴史的展開  (種村  純)
2. 錯語の分類と神経基盤 (大槻 美佳)
3. ジャルゴンの分類 (松田  実)
4. ジャルゴンの病態機序 (松田  実)

第Ⅱ章 錯語・ジャルゴンの臨床型
1. 音韻性錯語/形式性錯語 (水田 秀子)
2. 意味性錯語/意味性ジャルゴン (中村  光,津田 哲也)
3. 新造語/新造語ジャルゴン (奥平奈保子)
4. 精神疾患における錯語様発話 (船山 道隆)

第Ⅲ章 錯語・ジャルゴンの評価と治療
1. 錯語とジャルゴンの評価 (宮崎 泰広)
2. 錯語とジャルゴンを呈する失語症例への訓練介入 (中川 良尚)