書名 |
リハスタッフのための 排泄リハビリテーション実践アプローチ |
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筆頭著者 |
鈴木重行・他編 |
その他著者等 |
編集:井上 倫恵 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-7583-1908-9 |
発行年 |
2018年2月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 432頁 |
分類 |
リハビリテーション/理学療法 |
価格 |
定価7,150円(本体6,500円 税10%) |
2016年の診療報酬改定で「排尿自立指導料」が新設され,理学療法士(PT)はチームで患者のケアにあたることとなった。本書は主に臨床勤務のPT・作業療法士(OT)を対象として,泌尿器科医,看護師,理学療法士による執筆により,疫学,解剖,生理,疾患の病態〜治療まで,リハに必要な排泄に関する基礎知識から,患者のアセスメント,具体的なリハの方法・テクニック,実践例を紹介。「排泄障害に対するリハビリテーション」の章では,リハが奏効した症例や難渋した症例を取り上げ,詳細に解説している。
Ⅰ章 排泄障害の疫学
1. 下部尿路機能障害の疫学 後藤百万
2. 排便機能障害の疫学 前田耕太郎
Ⅱ章 解剖と生理
1. 下部尿路の解剖 窪田泰江
2. 消化管の解剖 前田耕太郎
3. 骨盤底の解剖 秋田恵一,室生 暁
4. 排尿機能の生理 小澤秀夫
5. 排便機能の生理 前田耕太郎
Ⅲ章 排泄障害の病態と特徴
A 下部尿路機能障害の症状・病態・診断・治療
1. 下部尿路機能障害の概要 澤田智史
2. 女性に多い下部尿路機能障害:①尿失禁 金城真実
3. 女性に多い下部尿路機能障害:②骨盤臓器脱 巴ひかる
4. 女性に多い下部尿路機能障害:③瘻孔やその他の疾患 加藤久美子,鈴木省治
5. 男性に多い下部尿路機能障害:①前立腺全摘出術後の腹圧性尿失禁 長岡 明
6. 男性に多い下部尿路機能障害:②下部尿路閉塞性疾患による排尿障害 馬嶋 剛,後藤百万
7. 中枢性排尿障害-パーキンソン病を中心に-
榊原隆次,舘野冬樹,小川明宏,寺山圭一郎,治田寛之,秋葉 崇,山本達也,山西友典,内山智之
8. 脊髄性下部尿路機能障害 亀井 潤,井川靖彦
B 排便機能障害の症状,病態,診断,治療
1. 排便機能障害の概要 味村俊樹
2. 便失禁 勝野秀稔
3. 便排出障害(閉塞性排便障害) 髙野正太
4. 大腸癌術後の排便機能障害 小嶋幸一郎,松岡弘芳
5. 便秘 味村俊樹
Ⅳ章 排泄障害のアセスメント
A 下部尿路機能障害のアセスメント
1. 質問票 和田直樹
2 排尿日誌 谷口珠実
3. パッドテスト 渡邊日香里
4. 尿流動態検査 皆川倫範
B 排便機能障害のアセスメント
1. 質問票 角田明良
2. 排便日誌 積 美保子
3. 排便造影検査 吉岡和彦,畑 嘉高,徳原克治,權 雅憲
4. 経肛門的超音波検査 山名哲郎
5. 直腸肛門内圧検査 高尾良彦,手塚絢子
6. 腸管運動検査 川﨑俊一
Ⅴ章 排泄障害に対するリハビリテーション
1. 排泄障害に対するリハビリテーションの必要性 鈴木重行
2. 骨盤底筋トレーニング 大内みふか,橘田岳也
3. 尿失禁に対するバイオフィードバック療法 山本綾子
4. 便失禁に対するバイオフィードバック療法と便排出障害に対するバルーン排出トレーニング 槌野正裕
5. 行動療法 井上倫恵,鈴木重行
6. 尿失禁に対する電気刺激療法 松田陽介
7. 便失禁に対する電気刺激療法 勝野秀稔
8 磁気刺激療法 山西友典,加賀勘家,加賀麻祐子,布施美樹,石塚 満
9. トイレ動作 岩井 歩
10. 排泄用具 渡邉順子
11. 清潔間欠自己導尿 田中純子
12. 食事指導 中野かおる,高橋知子,角田明良,清水幸子
13. 外来における排泄リハビリテーション 重田美和
14. 在宅における排泄リハビリテーション 阿部信美
15. 地域における排泄リハビリテーション 吉田遊子
16. 排泄リハビリテーションにおける多職種連携 吉川羊子
Ⅵ章 排尿自立指導
1. 排尿自立指導:医師の立場から 亀井 潤,藤村哲也
2. 排尿自立指導:看護師の立場から 小柳礼恵
3. 排尿自立指導:理学療法士の立場から 松永明子