「JAMT検査技術教本シリーズ」の一冊。病理検査の基本的な標本製作技術、染色方法の他、日常業務の管理、術中迅速病理組織診断、電子顕微鏡の操作、写真撮影技術などを記載。各項目は現役の臨床検査技師が最新の情報に基づいて執筆。この分野を目指す学生、認定技師制度受験者の他、実務のリファレンスとして活用できる技術書。

Ａ　病理検査業務
1章　病理業務の管理
　1.1　病理検査の目的と意義
　1.2　病理検査室のマネジメント
　1.3　職場管理
　1.4　精度管理の必要性

Ｂ　病理組織標本作製技術
2章　病理組織標本作製の基礎
　2 　 序論
　2.1　切り出しの概要と実際
　2.2　固定法
　2.3　脱灰法
　2.4　脱脂法
　2.5　包埋法
　2.6　薄切法
　2.7　凍結組織切片標本作製法
3章　写真撮影技術
　3.1　マクロ写真撮影技術
　3.2　ミクロ写真撮影技術

C 病理組織染色法
4章　染色法総論
　4.1　病理組織染色法概論
　4.2　脱パラフィン処理
　4.3　脱水，透徹，封入
　4.4　自動染色装置
5章　一般染色各論
　5.1　hematoxylin＆eosin（HE）染色
　5.2　結合組織染色
　5.3　多糖類染色
　5.4　アミロイド
　5.5　核酸
　5.6　線維素染色
　5.7　脂肪染色
　5.8　無機物質の染色
　5.9　生体内色素の染色
　5.10 内分泌細胞の染色
　5.11 病原体染色
　5.12 血液検査
　5.13 神経組織染色
6章　酵素組織化学・免疫組織化学
　6.1　酵素組織化学
　6.2　免疫組織化学

Ｄ　病理診断技術
7章　コンパニオン診断技術
　7.1　コンパニオン診断とは
　7.2　コンパニオン診断薬
　7.3　コンパニオン診断の現状と展望
　7.4　コンパニオン診断に用いられる技術
8章　分子病理診断技術
　8.1　遺伝子検査概論
　8.2　染色体検査法
　8.3　DNA・RNAの抽出
9章　遠隔病理診断技術
　9.1　遠隔病理診断概論
　9.2　遠隔病理診断の実際


Ｅ　病理診断特殊技術
10章　電子顕微鏡標本作製法
　10.1電子顕微鏡標本作製概論
　10.2透過型電子顕微鏡試料作製技術
　10.3走査型電子顕微鏡試料作製技術
11章　共焦点走査レーザー顕微鏡
　11.1　共焦点レーザー顕微鏡概論
　11.2　CLSMの特殊機能
　11.3　CLSMの応用

Ｆ　病理解剖技術
12章　病理解剖に必要な基礎知識<剖検>
　12.1　病理解剖の基礎知識
　12.2　病理解剖介補