書名 |
褐色細胞腫診療マニュアル (改訂第3版) ≪診断と治療社内分泌シリーズ≫ |
---|---|
筆頭著者 |
成瀬光栄・他編 |
出版社名 |
|
ISBNコード |
ISBN978-4-7878-2262-8 |
発行年 |
2017年11月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 160頁 |
分類 |
臨床医学系/内分泌・代謝 |
価格 |
定価4,950円(本体4,500円 税10%) |
わが国初の褐色細胞腫の専門書としてその診療方法を詳説し,好評を博したマニュアルの第3版.様々な原因遺伝子の発見や新しい各種画像診断法の登場,各種分子標的薬の臨床試験に131I-MIBG内照射治療の先進医療の実施など,褐色細胞腫の診療における大きな変化を最新情報として追加,わかりやすく解説した.
推薦のことば 三浦幸雄
『内分泌シリーズ:褐色細胞腫診療マニュアル』改訂第3版刊行にあたって 成瀬光栄
序文 (改訂第2版) 成瀬光栄
序文 悪性褐色細胞腫の課題と動向(初版) 成瀬光栄
執筆者一覧
1 カテコールアミンの発見と歴史 野城孝夫
2 カテコールアミンの合成・分泌・代謝調節 野城孝夫
3 カテコールアミンの生理作用 野城孝夫
4 細胞内情報伝達系 竹越一博
5 遺伝子変異による腫瘍形成の成因・発症機序 竹越一博
第1章 褐色細胞腫
A 総論
1 発見の歴史と病態の概要 三浦幸雄
2 わが国における褐色細胞腫の疫学調査―厚生労働省研究班(竹田班)― 宮森 勇
3 わが国における褐色細胞腫の疫学調査―厚生労働省研究班(名和田班)― 髙栁涼一
4 わが国における褐色細胞腫の疫学調査―厚生労働省研究班(成瀬班)― 成瀬光栄
B 診療ガイドライン
1 褐色細胞腫診療指針2012の改訂方針:診療ガイドライン2018に向けて 成瀬光栄
2 米国内分泌学会:褐色細胞腫・パラガングリオーマの診療ガイドライン2014 成瀬光栄他
C 診断
1 スクリーニングの対象と方法 柴田洋孝
2 機能検査 方波見卓行他
3 カテコールアミン測定法 竹越一
4 画像診断 織内 昇
5 MIBGシンチグラフィにおける甲状腺ブロック 萱野大樹他
6 悪性と良性の鑑別点 成瀬光栄他
7 症候性褐色細胞腫(MEN,VHL,NF1) 平田結喜緒
8 偽性褐色細胞腫 宗像正徳
9 代謝異常と心血管系臓器障害 田辺晶代
D 治療
1 薬物療法 橋本重厚
2 褐色細胞腫クリーゼの治療 立木美香他
3 外科的治療 奥野 博
4 術後予後・経過観察法 横本真希他
E 病理組織診断
病理診断と悪性度 木村伯子
F 遺伝子解析
1 遺伝性褐色細胞腫・パラガングリオーマ症候群の遺伝子解析 竹越一博他75
2 遺伝子解析実施の留意点 櫻井晃洋他
3 遺伝子解析による利益と課題 櫻井晃洋他
第2章 悪性褐色細胞腫
A 悪性診断に必要な画像検査
CT,MRI,MIBGシンチグラフィ,FDG PET 織内 昇
B 治療
1 薬物療法①:骨転移の薬物療法① 髙橋克敏
2 薬物療法②:骨転移の薬物療法② 横本真希他
3 薬物療法③:カテコールアミン合成阻害薬,α-methylparatyrosine 方波見卓行他
4 薬物療法④:慢性便秘に対する治療 難波多挙他
5 薬物療法⑤:化学療法―CVD療法を主とする― 田辺晶代
6 薬物療法⑥:分子標的薬(臨床),CVD療法以外の抗悪性腫瘍薬 方波見卓行他
7 131I-MIBG内照射療法―現状とMIBG内照射療法ガイドライン― 萱野大樹他
8 骨転移病巣に対する外照射療法および内照射療法 萱野大樹他
第3章 特殊な条件下における診断と治療
1 妊婦における褐色細胞腫 立木美香
2 小児の褐色細胞腫 室谷浩二他
1 血中遊離メタネフリン測定法および血中遊離メトキシチラミン測定法 竹越一博
2 68Ga標識オクトレオタイドによるPET/CT診断 野橋智美他
3 クロモグラニン測定の意義 早川惠理
4 SDHB免疫染色 木村伯子
5 わが国の褐色細胞腫対策PHEO-J 成瀬光栄
6 患者会「褐色細胞腫を考える会」の取り組み 立松秀樹
7 米国患者会pheo para TROOPERSの動向 成瀬光栄
Column
代謝経路の異常は発癌と密接に関連している(意外にして重要な関連性) 竹越一博
血中遊離メタネフリンについて 竹越一博
Information
国際褐色細胞腫シンポジウム
Topics
内分泌代謝専門医のアンケート結果から①:褐色細胞腫の診療の実態 成瀬光栄
内分泌代謝専門医のアンケート結果から②:褐色細胞腫の診断面での課題 成瀬光栄
内分泌代謝専門医のアンケート結果から③:褐色細胞腫の治療面での課題 成瀬光栄