胸腹部大動脈瘤のステントグラフト手技の基礎をおさえた上で，医師がワンランク上の内挿術を行えるよう，具体的な症例を提示して，デバイスの選択も含めた考え方や問題解決のための工夫，技術的なコツなどをまとめた書籍。
構成を【腹部】【胸部】【共通】とし，【腹部】【胸部】では，状態に沿った様々な手技をあらゆるデバイスを用いて解説。【共通】ではアクセス困難な症例，術中トラブル，合併症などをまとめ，より実用性の高い内容となっている。
あらゆる手技とデバイスを網羅し，高度な技術までわかりやすく解説した，ステントグラフトのエキスパートを目指す医師必携の書。各施設で行われている技術を知る手立てとしても役立つ1冊。

第１章　腹部
①標準治療
②ショートネック症例への対処法
③屈曲症例への対処法
④両側総腸骨動脈瘤への対処法
⑤ブランチのカバー（アクシデンタル）
⑥エンドリークの診断
⑦Type Ⅰ エンドリークへの対処法
⑧Type Ⅱ エンドリークへの対処法
⑨Type Ⅲ エンドリークへの対処法
⑩Type Ⅴ エンドリークへの対処法
⑪破裂性大動脈瘤への対処法

第２章　胸部
①標準治療
②ショートネック症例への対処法
③偽腔閉鎖への対処法
④プロテクション
⑤エンドリーク
⑥胸部大動脈瘤破裂と外傷性大動脈損傷

第３章　共通
①アクセス困難な症例への対応
②術中トラブルへの対応
③経皮的アプローチ
④特殊な状況に対するステントグラフト
⑤術前コンディションが悪い患者の管理
⑥術後合併症（合併症対策）