書名 |
豚足に憑依された腕 ―高次脳機能障害の治療 |
---|---|
筆頭著者 |
本田慎一郎・著 |
出版社名 |
|
ISBNコード |
ISBN978-4-7639-2143-7 |
発行年 |
2017年11月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 594頁 |
分類 |
リハビリテーション/高次脳機能障害 |
価格 |
定価6,050円(本体5,500円 税10%) |
半側空間無視、嚥下障害、失語、失行、失調…。病態解釈から治療の組立て・展開の思考過程を、患者との対話も含め詳細に描いた、かつてない臨床の記録。
01 豚足に憑依された腕~「自分でも本当にとり憑いているのかと鏡で見たんです」
02 右側の左側は左側~半側空間無視の食べ残し
03 「空間」の左右と「におい」の左右~半側空間無視と嗅覚無視
04 「口の中で食塊が消えるんやわ」~口腔内左半側空間無視の可能性と着衣障害そして妄想…
05 「僕の舌の先はないんですよ」~8年ぶりの妻とのクリスマスディナーまで
06 何をすべきかはわかる。どうすればいいのかがわからない~失行症患者と電動髭剃り
07 「見ないと足が床についている感じがしないんやわ」 ~非麻痺側で立てないわけ
08 見ることは言語で読み取ることではないか?~失語症患者の世界の理解へ
09 失行症(?)で目が合わない…~「意図的に見る」という行為の異常に関するリハビリテーションは可能か?
10 「健側は健側にあらず」を認知過程から考える~片麻痺に高次脳機能の障害をみる必然性
11 「8年間変わらないものがそう簡単に治りますか!」~片麻痺患者が再び泳げるその日まで
12 整形外科疾患の本質的問題の在り処~患者の意識経験が教えてくれること
13 「触れられると思うだけで痛いです」~触れない慢性頸部痛患者への介入
14 「揺れる手は私の手じゃないみたい」~失調症状の回復と、残存した不思議な症状
15 リハビリテーションと羞恥心と自己意識について