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書名

<暮らしの中の看取り>準備講座

筆頭著者

大井裕子・著

出版社名

中外医学社

ISBNコード

ISBN978-4-498-05722-7

発行年

2017年10月

判型 / 頁数

B5判 / 114頁

分類

臨床医学系/がん治療・緩和ケア

価格

定価3,080円(本体2,800円 税10%)

内容

ホスピスで多くの人と最期の時間を過ごしてきた著者が,「より良い看取り」を実現するコツを解説.(実際の著者講演「〈暮らしの中の看取り〉準備講座」の内容を元に構成)

目次

はじめに

第1章 導入講座
最期まで輝いて暮らすためにまずは知ろう! 介護する側・される側のこころの叫び
 アイスブレーク「看取り」とは?
 看取りの場面で 自分は何か力になれるのか?
 緩和ケアとは
 近代ホスピスの創始者  シシリー・ソンダース博士
 全人的苦痛 苦痛の4つの要素
 緩和ケア ?今,ここにある苦痛に目を向ける
 緩和ケア ?本人と家族のケア
 人がいかに死ぬかということ
 がん治療と療養の場の選択
 緩和ケアと認知症
 人生の最終段階の身体機能の変化
 チームケア
 より良い看取りとは
 グループワーク ?導入講座のふり返り・認知症の例

第2章 ステップアップ講座〈1〉
最期まで輝いて暮らすためにもっと知ろう!〈がんのこと〉
末期がんでも安心して地域で暮らすために地域のリソースを知る
 グループワーク ?がんの例
 「自分だったら……」と,考えてみましょう
 在宅看取りが実現困難だと考える理由 1
 在宅看取りが実現困難だと考える理由 2 ?本人の気持ちと家族の気持ち?
 在宅療養を支える職種
 在宅療養を支える制度
 在宅看取りが実現困難だと考える理由 3 ?急変時の対応への不安?
 療養場所の選択肢
 がん治療を終えたあと 人生の最終段階における身体機能の変化
 この先起こること・援助者にできることを知る
 自然な最期 月の単位から日の単位,時間の単位の判断
 日の単位から時間の単位にできること

第3章 ステップアップ講座〈2〉
最期まで輝いて暮らすためにもっと知ろう!〈認知症のこと〉
認知症になった人から学び,考える
 「認知症本人の言葉」
 認知症の症状への対応
 軽度認知障害からアルツハイマー型認知症
 アルツハイマー型認知症の進行の流れと療養場所の変化
 インフォーマルサービスとは
 中核症状と行動心理症状(BPSD)
 ココが必要!インフォーマルサービスの充実
 思い出ブック

第4章 ステップアップ講座〈3〉
「食べること」の意味を知る 最期まで食を楽しむために
 人生の最終段階 身体機能と食べること
 食べられないと思われている人たち
 人生の最終段階の大切なとき「まだ食べられる時期」
 食べられない人の世界
 食べられない原因はいろいろなところにある 1
 食べられない原因はいろいろなところにある 2
 口から食べることの意味 ?患者の視点・家族の視点?
 口から食べることの意味 ?患者と思いを共有する?
 「食べられない」理由を4つの苦痛からアプローチ
 口から食べることの意味 ?がんの場合?
 「食べられない」ある女性との会話
 「食べられない」ある男性との会話
 「食べられない」ある男性との会話 その後
 危ないから経口摂取をやめることは簡単 でもそれでよいのか?
 がんによる腸閉塞のときの考え方
 口から食べることの意味 ?患者・家族の視点と医療介護職の視点?
 口から食べることの意味 ?重度認知症の場合?

第5章 ステップアップ講座〈4〉
「聴く力」を養う 地域の誰もが聴いてくれるまちをめざして
 「聴くこと・聴く力」が役立つ場
 「聴く」ための基本姿勢
 ミラーリング法 1
 ミラーリング法 2
 ミラーリング法 3
 「聴く」ことを妨げるブロッキング
 ブロッキングの外し方
 「聴く」手順
 聴き方のコツ
 実際にやってみよう!
 ディグニティセラピー
 ディグニティセラピー実施への流れ
 「〈暮らしの中の看取り〉準備講座」で一般市民と行う「いきものがたり」

おわりに