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書名

脳卒中の神経リハビリテーション ―新しいロジックと実践

筆頭著者

宮井一郎・編著

その他著者等

宮井一郎/三原雅史/矢倉 一/畠中めぐみ/小久保香江/服部憲明/河野悌司/柴田 徹/藤井由記代/

出版社名

中外医学社

ISBNコード

ISBN978-4-498-06724-0

発行年

2017年9月

判型 / 頁数

B5判 / 338頁

分類

リハビリテーション/脳卒中

価格

定価9,680円(本体8,800円 税10%)

内容

脳卒中のリハビリテーションの理論と実際を,森之宮病院の理念と豊かな経験をもとに解説した決定版.

目次

目 次

I 新しいロジック篇

1.脳卒中後の機能回復の神経機構 〈宮井一郎〉
 A.運動麻痺の出現の機序
 B.脳卒中における機能回復曲線
 C.脳損傷と運動機能回復(動物実験)
  1.脳損傷後の機能回復促進の要素
  2.Enriched rehabilitation後に生じる大脳の可塑的変化
   【MEMO 1】発症後早期の麻痺肢の過使用は有害?
 D.脳損傷と機能回復(ヒト脳卒中)
  1.脳卒中における急性期の機能回復の機序
   【MEMO 2】ペナンブラ
  2.急性期以降の機能回復機序
   【MEMO 3】一次運動野以外の運動関連領野の活動は,麻痺側上肢の運動に役立っているか?
   【MEMO 4】小児と成人における同側経路の役割の違い
   【MEMO 5】central pattern generator(CPG)

2.機能回復の神経機構に基づいた介入とその検証 〈宮井一郎〉
 A.練習量,練習法,環境について
  1.課題指向型練習の練習量の確保
  2.練習法(context)?運動学習との関連
   【MEMO】回転板課題
   【MEMO】上肢機能回復モデル(行動強化)について
  3.練習環境
  4.Neuro-modulation

II 実践篇

3.評価
3-1.神経学的所見 〈三原雅史〉
 A.神経学的所見の評価
  1.意識状態の評価
  2.高次脳機能
  3.構音・嚥下機能の評価
  4.脳神経系の評価
  5.運動系の評価
  6.協調系の評価
  7.感覚系の評価
  8.起立歩行能力の評価
  9.自律神経系の評価

3-2.リハ評価 〈矢倉 一 畠中めぐみ〉
 A.リハ評価の目的
   【MEMO】脳卒中の包活的な重症度評価
 B.機能障害の評価
   【MEMO】脳卒中後麻痺の評価における徒手筋力テスト
 C.ADL(Activities of daily living)の評価
 D.筋緊張の評価
 E.バランス評価

3-3.高次脳機能障害の評価 〈小久保香江〉
 A.高次脳機能障害とは
 B.高次脳機能障害の評価手順
  1.背景情報・全体的行動の印象の把握
  2.スクリーニング
  3.詳細な検討
   【ミニアドバイス】心理検査実施時の留意事項
  4.報告書作成
 C.各論
  1.注意障害の評価
   【ミニアドバイス】年齢を統制した指標が算出でき,10分で施行可能な注意課題
  2.記憶障害の評価
  3.失語の評価
   【ミニアドバイス】失語症例の注意力・記憶の評価
  4.失行の評価
  5.視覚性失認の評価
  6.半側空間無視の評価
  7.前頭葉機能障害の評価
  8.脳梁離断症状の評価
  9.外傷性脳損傷の評価
   【ミニアドバイス】WAIS-?成人知能検査の観察ポイント

4.検査

5.脳卒中の診断(病型診断など) 〈河野悌司 畠中めぐみ〉

6.脳卒中の急性期治療 〈河野悌司 畠中めぐみ〉

7.脳卒中の急性期リハ 〈畠中めぐみ〉

8.脳卒中リハのリスク管理 〈畠中めぐみ〉

9.脳卒中の再発予防 〈河野悌司 畠中めぐみ〉

10.脳卒中の合併症管理 〈矢倉 一 畠中めぐみ〉

11.脳卒中の回復期リハ 〈畠中めぐみ〉

12.リハ介入

13.リハに関する医療保険制度 〈宮井一郎〉

14.社会保障制度の活用,社会復帰 〈藤井由記代〉

15.ケーススタディ

16.トピックスコラム

索 引