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書名

わかる抗菌薬 ≪Essence for Resident≫

筆頭著者

天沢ヒロ・著

出版社名

医学書院

ISBNコード

ISBN978-4-260-02876-9

発行年

2017年9月

判型 / 頁数

A5判 / 212頁

分類

臨床医学系/レジデント

価格

定価3,740円(本体3,400円 税10%)

内容

感染症は基本が大事! 50の微生物、20の抗菌薬。まずはこれだけ覚えよう! 菌は色と形、抗菌薬はキャラクターで、視覚的に楽しく学べます。まとめの達人・天沢先生が、抗菌薬の基本を分かりやすく解説、そしてとことんまとめます。

目次

第1章 感染症を学ぶ土台を作ろう!
 (1)抗菌薬は思い立ったらすぐ学ぶべし!-「今」このときから変わろう
 (2)本書のスタンス-簡単そうにみえるものほど奥が深い
 (3)感染症を学ぶ前に知っておく用語-共通言語をもっておきましょう

第2章 抗菌薬のターゲットを学ぼう!
 (1)グラム陽性球菌-GPC=紫色×丸い菌は3つの括りで
 (2)グラム陽性桿菌-GPR=紫色×細長い菌はカタカナ5文字を3つ
 (3)グラム陰性球菌-GNC=ピンク色×丸い菌は3つの検体で
 (4)グラム陰性桿菌-GNR=ピンク色×細長い菌は3つのグループで
 (5)非定型細菌-グラム染色で何もみえなければ
 (6)嫌気性菌-一歩踏み込んで覚えよう!
 (7)SPACE-類似する5つの菌を一括りにして覚えよう!
 (8)スピロヘータ-スピロヘータもやっぱり3つ!
 (9)抗酸菌-検査をどう使い分けるか

第3章 わかる抗菌薬
 (1)ペニシリン系-ペニシリン系を制するものは抗菌薬を制す!
 (2)セフェム系-セフェム系は分解して覚えよう!
 (3)カルバペネム系-スペクトラムが広いほど覚えることは少ない
 (4)マクロライド系-意外と広域? マクロライド系の憂鬱
 (5)テトラサイクリン系-意外と1st choiceの多い抗菌薬
 (6)ニューキノロン系-なんでもアリ!? な抗菌薬
 (7)アミノグリコシド系-上級者向けの抗菌薬
 (8)その他覚えておきたい抗菌薬-臨床的にはどれも重要

第4章 感染症の傾向と対策
 (1)感染症に立ち向かうために-感染症の傾向と対策
 (2)髄膜炎-髄膜炎は国試のようにいかない
 (3)中耳炎・副鼻腔炎-抗菌薬は必要?
 (4)急性咽頭炎-多くはウイルス性だが
 (5)肺炎-グラム染色の力が発揮される
 (6)腸管感染症-抗菌薬は基本的に使わない
 (7)腹腔内感染症-お腹の中の感染は難しい
 (8)尿路感染症-熱の有無が鍵
 (9)性感染症-パートナーの治療も忘れないで
 (10)皮膚軟部組織感染症-解剖で理解すべし!
 (11)関節炎-見逃すと予後不良
 (12)感染性心内膜炎-鑑別から絶対外さないこと
 (13)その他-よく出会う感染症はまだある

付録
 (1)抗菌薬キャラ完全版
 (2)色と形で覚える菌
 (3)各疾患の代表的な菌と抗菌薬

索引

column
 コアグラーゼってなに?
 AもあればBもある
 覚えるのは3つくらいがちょうどいい
 EHEC・EIEC のフルスペルも覚えちゃう!?
 ちょっと一息
 日本紅斑熱
 乳児ボツリヌス
 アルコール消毒の有用性
 オーダーは絞るべき?
 抗菌薬を乱用した結果
 殺菌性・静菌性について
 ニューキノロン系を使うのは“悪”という風潮
 VRSA・VRE
 新生児の髄膜炎
 小児の髄膜炎
 アドヒアランスが大事
 直感力とは経験に基づく推察力である
 なんでもCMZ
 無症候性細菌尿
 ビブリオ・バルニフィカス

天沢が研修医時代に感じたこと
 身体所見の大切さ
 一言の大切さ
 尿路感染症は除外診断
 デリケートな診療は難しい
 見た目じゃない大切さ
 手をにぎる

天沢先生のミニテスト
 ミニテスト(1)
 ミニテスト(2)
 ミニテスト(3)
 ミニテスト(4)
 ミニテスト(5)
 ミニテスト(6)
 ミニテスト(7)