心臓カテーテル検査，心血管造影，ならびに特殊カテーテル法について理論から実践までをわかりやすい図表や写真を用いて明確かつ簡潔に解説した定本の原書8版．今改訂では，心臓カテーテルに併用する薬物療法，橈骨動脈穿刺法，冠動脈奇形，急性心筋梗塞に対するインターベンション，心臓の細胞治療などを含めた12の章が新設され，図表はフルカラーとなった．心血管インターベンション専門医だけでなく，循環器医や研修医にも頼りになる一冊．

【主要目次】
第1部　一般原則
　第1章　心臓カテーテル検査の歴史と現在の標準的手法
　第2章　シネアンギオグラフィ，放射線安全性，造影剤
　第3章　心臓カテーテル法と他のモダリティの融合
　第4章　合併症
　第5章　心臓カテーテルに併用する薬物療法
第2部　基本手技
　第6章　経皮的カテーテル挿入法，経心房中隔穿刺法，心尖部穿刺法
　第7章　橈骨動脈穿刺法
　第8章　血管切開法：上腕，大腿，腋窩，大動脈，経心尖部
　第9章　小児，成人先天性心疾患の心臓カテーテル検査
第3部　血行動態の原則
　第10章　血圧測定
　第11章　血流量測定：心拍出量および血管抵抗
　第12章　短絡検出と定量化
　第13章　狭窄弁口面積の計算
　第14章　血行動態測定におけるピットフォール
第4部　心血管造影法
　第15章　冠動脈造影
　第16章　冠動脈奇形
　第17章　心室造影
　第18章　肺血管造影
　第19章　大動脈および末梢動脈造影
第5部　心機能の評価
　第20章　心臓カテーテル検査中の負荷試験：運動，ペーシングおよびドブタミン負荷
　第21章　心室容積，駆出率，重量，壁応力，局所壁運動の計測
　第22章　心室，心筋の収縮能および拡張能の評価
　第23章　タンポナーデ，収縮性および拘束性障害
第6部　特殊なカテーテル手技
　第24章　心筋および冠血流と代謝の評価
　第25章　血管内造影手技
　第26章　心内膜心筋生検
　第27章　経皮的循環補助：大動脈内バルーンカウンターパルゼーション，Impella，TandemHeart，体内循環
第7部　治療的カテーテル法の手技
　第28章　経皮的バルーン血管形成術と冠動脈インターベンション
　第29章　アテレクトミー，血栓除去，末梢保護デバイス
　第30章　急性心筋梗塞に対するインターベンション
　第31章　冠動脈ステント
　第32章　Structural heart diseaseに対するインターベンション治療の総括
　第33章　経皮的弁膜疾患治療法
　第34章　末梢血管インターベンション
　第35章　小児，成人先天性心疾患のインターベンション
　第36章　心臓の細胞治療：その方法と投与システム
　第37章　大動脈血管内治療
　第38章　心外膜関連の手技：心嚢穿刺，バルーン心膜開窓術，心外膜アプローチ
　第39章　不整脈のインターベンション治療
第8部　臨床プロフィール
　第40章　弁膜症のプロフィール
　第41章　冠動脈疾患のプロフィール
　第42章　肺高血圧症および肺塞栓症のプロフィール
　第43章　心筋症とうっ血性心不全のプロフィール
　第44章　心膜疾患のプロフィール
　第45章　先天性心疾患のプロフィール
　第46章　末梢動脈疾患のプロフィール
索引