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書名

そのとき理学療法士はこう考える ―事例で学ぶ臨床プロセスの導きかた

筆頭著者

藤野雄次・編

その他著者等

松田 雅弘 編集協力/畠 昌史 編集協力/田屋 雅信 編集協力

出版社名

医学書院

ISBNコード

ISBN978-4-260-03004-5

発行年

2017年5月

判型 / 頁数

B5判 / 244頁

分類

リハビリテーション/理学療法

価格

定価4,180円(本体3,800円 税10%)

内容

経験を積んだ理学療法士は、日々の臨床での疑問にどう向き合い、なぜその評価法を選択し、どのような思考パターンで問題点を抽出・解釈して治療に結びつけているのか。本書では、対象者個人の思いや希望を受け止め、その人に合った理学療法を展開するうえでの根拠や考えかた、さらには具体的な実践法について、個性溢れる多様な事例とともに提示していく。理学療法士だからこそできることがある!

目次

第1章 理学療法の意義
  1 理学療法士ができること
  2 理学療法は主訴から始まる
  3 評価や治療のなぜ?を考える
  4 包括的リハビリテーションとは
  5 スペシャリストとジェネラリスト

第2章 クリニカルリーズニング(臨床推論)
  1 クリニカルリーズニングとは
  2 動作分析のポイントと落とし穴
  3 脳画像の活用
  4 単純X線画像の活用-運動器について-
  5 心エコー検査結果をどう活用するか
  6 血液検査結果をどう活用するか
  7 投薬状況にどう対応するか
  8 文献の活用

第3章 現場で活きるリスク管理
  1 病気がある人にとって運動は危険?
  2 急性期と生活期ではリスク管理の重要性は異なるのか?
  3 理学療法士がなすべきリスク管理とは何か
  4 診て,触れ,聞く-フィジカルアセスメントの重要性-

第4章 評価をどう活用するか
 中枢神経疾患
  1 脳卒中の機能評価
  2 Pusher 現象の評価(SCP,BLS)
  3 半側空間無視と注意機能の評価(BIT,CAT)
  4 バランス能力評価(BBS,FRT,TUG)
  5 動作分析(治療につなげるためのポイント)
  6 体幹機能の評価(TCT,TIS)
 運動器疾患
  1 姿勢アライメントの評価
  2 痛みの評価
  3 人工関節置換術後の評価
  4 整形外科的テスト(頸部~体幹)
  5 整形外科的テスト(上肢)
  6 整形外科的テスト(下肢)
 内部障害
  1 心肺運動負荷試験(CPX)
  2 身体活動
  3 6分間歩行試験,シャトルウォーキングテスト
 神経筋疾患
  1 小脳性運動失調の評価(SARA)
  2 パーキンソン病の評価(UPDRS,Hoehn-Yahr 分類)
 小児疾患
  1 脳性麻痺の評価(GMFM,GMFCS)
  2 小児における能力低下の評価(PEDI,WeeFIM)
 がん
  1 がんの評価
 ADL
  1 日常生活活動の評価(BI,FIM)

第5章 統合と解釈
  1 ICF を活用した理学療法評価とは?
  2 ボトムアップとトップダウンによる理学療法評価とは?
  3 情報の統合と解釈はどのように行うのか?
  4 プログラム立案までのプロセスと考察のまとめかた
  5 レジメの作成に必要なICFの理解

第6章 事例報告の意義
 事例報告の意義
 中枢神経疾患
 運動器疾患
 内部障害
 神経筋疾患
 小児疾患
 がん

索引