書名 |
どうして普通にできないの! ―「かくれ」発達障害女子の見えない不安と孤独 |
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筆頭著者 |
こだまちの・著 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-7639-4013-1 |
発行年 |
2017年4月 |
判型 / 頁数 |
A5判 / 156頁 |
分類 |
臨床医学系/精神神経科学/精神医学 |
価格 |
定価1,650円(本体1,500円 税10%) |
違和感を抱えながら普通になろうと必死に努力しては失敗を重ね、大人になってやっと「発達障害」という理由を得た一人の女性の手記。わかりにくい障害の理解のために。
◆私が思う自閉圏の本質
◆先の見えない躓きの日々-私の歩み
◇素のままだった頃
*モノへの執着~オカネもコレクション *記憶力が良いのか
*真実は先着順で,正解はただ一つ症候群 *体内時計の速さが違う1:「今」しかない
◇ちぐはぐな五感の世界
*超視覚優位
◇「普通」の呪縛のはじまり
*言葉の奴隷1:厳密さを求め,微妙な違いに躓く *顔を覚えられない~親の顔も曖昧,犬猫も分類困難
*偏食は味覚と感覚のセンサーの過剰反応か
◇大きくなっていく違和感
*プライドが高いのか~卑屈との表裏 *決まり文句~残念な応用力
◇膨れてゆく不全感
*母の刷り込み1:自分への最初の評価
◇コピーで得た成功体験
*母の刷り込み2:ありがたくない基盤 *体内時計の速さが違う2:鈍い反応
◇コピーはただのコピー
*体内時計の速さが違う3:時間の流れる速さが違う
◇無知ゆえの痛い経験
*ひどい運動音痴
◇一体どこがおかしいのか
◇自由な環境で路頭に迷う
*狭すぎるパーソナルスペース
◇文字になれば想像できる
◇一人暮らしで一から少しずつ
◇母の囲いから外へ
◇苦しいのは自家中毒
◇こんな私が就職するらしい
*迫ってくるものへの恐怖
◇言葉貯金
*状況が読めないで起こる不安
◇「社会人」の期日
◇私的劇的機械的進化
◇成人の挑戦は痛手が大きい
*聴覚のアンバランス
◇結婚して発見した彼
*言葉の奴隷2:自分の意志より優先 *亀の防御と時間差のダメージ
◇転属先では息もできず
◇大人女子の大人力
◇マタニティはちょっとアブナイ
*予定が狂えばパニックか
◇全力で「母親」をやってみる
*人は自分と関係なく存在するという大発見
◇娘の癇癪
◇藁を摑んで振り出しに戻る
◇転職・転居・暗転
◇発達障害の輪にも入れない
◇成長と変化,開く距離
*人との「距離感」
◇息子の不思議
◇決意の幼稚園
*「ごめんなさい」が言えない子
◇診断書という「免許」
*目が怖い
◇閃いてしまったある考え
*推測する力がない,空気や行間を読めない
◇あの頃のまるで私
◇初めて自分で出した答え
◆おわりに