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書名

火鍼マニュアル

筆頭著者

淺野 周・著(北京堂鍼灸 院長)

出版社名

三和書籍

ISBNコード

ISBN978-4-86251-156-0

発行年

2013年9月

判型 / 頁数

A5判 / 154頁

分類

医療技術/鍼灸療法

価格

定価3,520円(本体3,200円 税10%)

内容

鍼と灸は、昔から車の両輪だとされている。しかし、灸(直接灸)は熱く、その痛みに耐えられる人は少ない。そのため、温灸が生まれたが、直接灸と温灸とでは作用が違う。
一方、鍼の痛みにはほとんどの人が耐えられる。先端を炎で熱して施術する「火鍼」は、直接灸の効果を併せ持ち、調節経気、温通経脈などの治療作用がある。 腧穴や部位に温熱刺激することで、身体の陽気を高め、正気を元気づけ、臓腑を調整し経気を激発し、経脈を温通させ、活気行気する。こうした火鍼の作用は、 助陽補虚、昇陽挙陥、消癥散結、生肌排膿、除麻止痙、祛痛止痒など、さまざまな疾患を治療する。
「火鍼」は、直接灸の効果を併せ持つ鍼治療である。本書は火鍼による治療法を症例別に解説する。

目次

一.火鍼とは
 1.火鍼の材質2.火鍼の種類
二.操作方法
三.火鍼の運鍼
四.操作の特徴
五.火鍼操作を他の刺鍼手法と併用
六.火鍼の操作
七.火鍼の注意事項
 1.火鍼の禁忌2.注意事項
八.火鍼の練習
九.火鍼の原理と作用
 1.火鍼治療の原理2.火鍼の作用
十.火鍼の各流派
 1.師氏の新九鍼の火鍼2.賀氏三通法の温通法 3.壮医経筋の「燔鍼劫刺」

治療編

一.内科疾患
 ・気管支喘息・シャックリ・慢性胃炎・過敏性腸症候群・高血圧・脳梗塞・慢性腎炎・片頭痛・三叉神経痛・顎関節症・癲癇・後頭神経痛・顔面痙攣・顔面麻痺・坐骨神経痛・大腿外側皮神経炎・末梢神経炎・硬皮症・強直性脊椎炎・リウマチ熱性関節炎・関節リウマチ・インポテンツ・前立腺炎・前立腺肥大
二.外科疾患
 ・イボ痔・裂肛・リンパ結核・頚椎症・背筋筋膜炎・慢性腰痛・慢性棘下筋損傷・五十肩・肩甲挙筋損傷・上腕骨外側上顆炎・急性リンパ管炎・腱鞘炎・神経線維腫・ガングリオン・第3腰椎症候群・上臀皮神経痛・棘上靱帯と棘間靱帯の損傷・変形性膝関節炎・膝関節水腫・膝関節側副靱帯損傷・膝関節外傷性滑膜炎・ベーカー嚢胞・静脈炎・腓腹筋痙攣・アキレス腱滑液包炎・足関節捻挫・踵骨痛・急性乳腺炎・乳腺房増殖・乳腺線維腺腫
三.婦人科疾患
 ・子宮付属器炎・子宮筋腫・生理痛・機能性子宮出血・外陰白斑症
四.小児科疾患
 ・おねしょ・小児喘息・流行性耳下腺炎
五.皮膚科疾患
 ・扁平疣贅・伝染性軟肬・尋常性疣贅・尖形コンジローム・帯状疱疹・円形脱毛症・湿疹(アトピー性皮膚炎・滲出型)・神経皮膚炎(アトピー性皮膚炎・乾燥型)・ジンマシン・乾癬・皮膚掻痒症・尋常性白斑(白なまず)・そばかす・汗疱状湿疹・アテローム(粉瘤)・わきが・凍瘡(しもやけ)・褥瘡・鶏眼(うおのめ)・痤瘡(ニキビ)・酒渣鼻・脂漏性角化症(老人斑)・色素性母斑(アザ)・皮膚癌
六.耳鼻咽喉眼科
 ・結膜炎・麦粒腫・難聴と耳鳴・花粉症(アレルギー性鼻炎)・副鼻腔炎(蓄膿症)・扁桃腺炎・慢性咽頭炎・歯痛・口内炎