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書名

ジャンクDNA ―ヒトゲノムの98%はガラクタなのか?

原著者

Nessa Carey 著

筆頭著者

中山潤一・訳(名古屋市立大学大学院 教授)

出版社名

丸善出版

ISBNコード

ISBN978-4-621-30003-9

発行年

2016年4月

判型 / 頁数

四六判 / 424頁

分類

基礎医学系/遺伝子、遺伝子工学、人類遺伝学

価格

定価3,080円(本体2,800円 税10%)

内容

ヒトゲノムの98%の領域は、「ジャンク(がらくた)」と呼ばれ重視されない時代が続いた。しかし最近、このジャンクDNAが筋ジストロフィーなどの病気や老化・寿命等に様々な役割を持つことがわかり、世界的に注目を浴びている。最新の研究をもとに、ジャンクDNAに関連する現象を多数の例を挙げながら説明し、広大なゲノムの未踏領域を解説。

目次

謝辞
命名法について
序章:ゲノムのダークマター(暗黒物質)とは
第1章 なぜダークマターが問題なのか
第2章 ダークマターが本当にダークになるとき
第3章 遺伝子はどこに行ってしまったのか?
第4章 招待されたところで長居する
第5章 年をとるとすべてが縮む
第6章 2は完全数である
第7章 ジャンクで塗りつぶす
第8章 長いゲーム
第9章 ダークマターに彩りを添える
第10章 なぜ両親はジャンクを愛しているのか
第11章 ある使命を持ったジャンク
第12章 スイッチを入れて音量を上げる
第13章 無人緩衝地帯
第14章 ENCODEプロジェクト — ジャンクDNAがビッグ・サイエンスへ
第15章 首なし王妃と奇妙な猫と太ったマウス
第16章 ロスト・イン・アントランスレーション
第17章 なぜレゴはエアフィックスの模型より優れているのか
第18章 ミニは強大になり得る
第19章 薬は効く(ただしときどき)
第20章 暗闇の中のいくつかの明かり
訳者あとがき
参考文献
付録:本書で取り上げた、ジャンクDNAが関わるヒトの疾患
索引