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書名

骨格筋と運動 ≪身体運動・栄養・健康の生命科学Q&A≫

筆頭著者

跡見順子・他編(東京大学教授)

その他著者等

大野秀樹 編/伏木亨 編

出版社名

杏林書院

ISBNコード

ISBN978-4-7644-1045-9

発行年

2001年1月

判型 / 頁数

A5判 / 176頁

分類

保健・体育/体育学一般

価格

定価3,190円(本体2,900円 税10%)

内容

本書では,できる限り生命科学の原点から運動と骨格筋について再評価するように構成し,生命科学的概念,肥大と萎縮,収縮,張力の発揮,筋収縮のエネルギー,筋線維組成,トレーニングの各セクションから最近のトピックに対する疑問をわかりやすく解説しています.
“骨格筋”の理解に必要なキーワード(104)を本文と対比させ巻末資料として設置しました.

目次

1.骨格筋の生命科学的概念
なぜ骨格筋か? / タンパク質とは?セントラルドグマとは? / DNAとは何か?遺伝子・遺伝学はどういう関係か?骨格筋のDNAはどこにあるのか? / 筋線維は細胞か? / モータータンパク質とは? / 細胞骨格とは? / 収縮することと肥大することは同じか?

2.肥大と萎縮
筋運動による遺伝子発現とは? / 生体のタンパク質とその量的変化をどう捉える? / 筋細胞の分化とは? / タンパク質の合成とは? / タンパク質の分解とは? / 筋が肥大することとは? / 筋の細胞数は減少するか? / 筋は再生するか?

3.収  縮
運動の素過程(分子)とは? / 骨格筋組織の収縮はどのようにして起こるのか? / 骨格筋におけるCa2+の役割と調節の機構は? / 神経筋結合とは? / 骨格筋の収縮は逆に脳神経を刺激するか? / 収縮様式の違いとは何か?

4.張力の発揮
張力を伝えるには? / コネクチン/タイチンとは? / 筋の細胞骨格とは? / Z線(Z帯,Z盤)とコスタメア構造とは? / ジストロフィンとは? / 基底膜とは? / 筋腱結合部とは? / ストレッチ反応領域(SRE)とは? / 筋紡錘とは?

5.筋収縮のエネルギー
ATPの再合成過程とは? / 無酸素的合成・有酸素的合成とは? / 乳酸はどこへいく? / 筋が使うエネルギー源とは? / 筋細胞外からとりこむには? / グリコーゲンローディングとは? / 酸素がなぜ必要か? / ミトコンドリアとは?

6.筋線維組成
ミオシンのアイソフォームとは? / ミオシン以外の筋タンパク質のアイソフォームは? / 収縮構造・機能の差異は? / エネルギー代謝に違いはあるか? / トレーニングで筋線維組成は変化するか? / 酸素運搬システムの差異は?

7.トレーニング
ストレスタンパク質・シャペロンとは? / 骨格筋の肥大に影響を及ぼす因子は? / レジスタンストレーニングとは? / 体重コントロールに何が関係するか? / ヒトのからだの上手な使い方の原理は? / 生命科学から考えるトータル健康法とは?