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書名

トレーニングによるからだの適応 ―スポーツ生理学トピックス

筆頭著者

平野裕一・他編(東京大学大学院教育学研究科)

その他著者等

加賀谷/淳子

出版社名

杏林書院

ISBNコード

ISBN978-4-7644-1053-4

発行年

2002年11月

判型 / 頁数

B5判 / 232頁

分類

保健・体育/体育学一般

価格

定価3,630円(本体3,300円 税10%)

目次

序章
1. スポーツ生理学とは?
2. 遺伝的要因とライフステージ
3. 競技スポーツから生涯スポーツへ
4. トピックスのもつ意義
5. トピックス1 バットの運動調節
6. トピックス2 投球を続けることによるからだへの影響
I部 スポーツにおける生理学的トピックス
1章 クレアチン摂取とスポーツパフォーマンス
1. なぜクレアチンなのか?
2. クレアチン摂取の効果
3. クレアチン摂取の実際
4. クレアチン摂取の副作用
2章 糖質摂取とスポーツパフォーマンス―持久的運動を中心に
1. 糖質とエネルギー
2. 糖質とは何か
3. 運動前の糖質摂取
4. 運動中の糖質摂取
5. 運動後の糖質摂取
3章 心理的要因による生理応答の変化とスポーツパフォーマンス
1. 競争が運動中の生理応答に及ぼす影響について
2. 主観的な運動感覚の影響について
3. 精神性ストレスによる認知機能への影響について
4章 伸張性筋活動に伴う筋損傷・遅発性筋肉痛とその回復・適応プロセス
1. トレーニングと適応反応
2. トレーニングと損傷
3. 運動に伴う筋・結合組織の損傷
4. 適切なトレーニング刺激としての損傷
5章 腱のマトリクス生物学
1. 腱の構造
2. 腱の機能
3. 腱と弾性
6章 女子長距離選手の骨塩量と疲労骨折
1. 月経と骨塩量に関する今までの研究
2. 体脂肪率とパフォーマンスの関係
3. 運動種目別にみた女子スポーツ選手の踵骨の骨強度
4. 年齢および性差との関係
5. 疲労骨折の予防と対策
7章 スポーツトレーニングが月経(周期)に及ぼす影響
1. 女子スポーツ選手の月経状態
2. 女子スポーツ選手における月経異常(周期異常) の要因と発現機序
3. 女子スポーツ選手における月経異常の予後
II部 スポーツにおける体力トレーニング
8章 初動負荷トレーニングの科学的基礎
1. 「初動負荷」の動作特性
2. 「初動負荷」の効果
3. 今後の課題
9章 複合トレーニング
1. 力―速度関係に及ぼす単一負荷トレーニング
2. 垂直跳びに及ぼす単一負荷トレーニング
3. 複合負荷でのトレーニング
4. 力―速度からみた複合トレーニング
5. 力―速度からみた有効な複合負荷条件
6. 最大パワーを高める要因
10章 両側性および一側性のトレーニング
1. 両側性および一側性のレジスタンス・トレーニングの効果
2. 両側性および一側性の反応速度短縮のための練習の効果
11章 低酸素トレーニング
1. 高地トレーニング
2. 低圧トレーニング
3. 低酸素トレーニング
4. スピードスケート選手のための低酸素トレーニング
12章 スポーツと防衛体力
1. スポーツ活動とストレス
III部 各種スポーツにおけるトピックス
13章 スポーツ選手の体格の特徴とスケーリング
1. スポーツ選手にみられる体格の時代変化
2. スケーリング
14章 サッカー選手における血液量と有酸素性運動能の関係
1. サッカー選手に要求される体力的要因
2. 運動時の循環・体温調節反応
3. 運動時の体温調節反応と水分摂取
15章 テニスにおける筋力の重要性
1. サービスのスピードはどのように競技パフォーマンスに影響するのか
2. 筋力とサービススピードはどのような関係にあるのか
16章 バレーボールと骨量
1. バレーボール選手の骨量
2. ポジション別骨密度
3. バレーボール活動休止の影響
4. 全身の骨量分布
17章 水泳の代謝特性とトレーニング
1. プル,キック,スイムにおける有酸素性および無酸素性エネルギー供給動態
2. 運動持続時間,泳距離,相対的運動強度の関係から得る運動強度の簡易的設定法
3. 代謝特性を生かしたトレーニングとその効果
4. エネルギー供給能力の改善から期待される泳タイムの向上
18章 シンクロナイズドスイミングオリンピック日本代表選手の身体組成とからだづくり
1. シンクロ選手の身体組成
19章 標的競技における呼吸運動と心拍動
1. 指導書にみる発射姿勢
20章 トライアスロンの生理学
1. トライアスロン選手の体力特性
2. 血清酵素活性の変化
3. トライアスロン競技後の左室機能の変化
4. 他の長時間運動との比較
5.研究成果の活用
21章 各種スポーツのエネルギー消費量
1. タイムスタディー法
2 心拍数からの推定法
3. 携帯型酸素摂取計による方法