書名 |
最新 尿検査 ―その知識と病態の考え方 (3版) ≪最新尿検査≫ |
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筆頭著者 |
伊藤喜久・編(永寿総合病院 臨床検査科 部長) |
その他著者等 |
河合忠、堀田修、油野友二 |
出版社名 |
メディカル・ジャーナル社 |
ISBNコード |
ISBN978-4-908437-32-8 |
発行年 |
2021年10月 |
判型 / 頁数 |
B5 / 184頁 |
分類 |
臨床医学系/臨床検査 |
価格 |
価格4,070円(本体3,700円 税10%) |
【内容紹介】
◆臨床検査医学の最先端を切り拓く編著者(河合 忠、伊藤 喜久、堀田 修、油野 友二)が手がけるロングセラー
の増補改訂「第3版」。
◆「第2版」から5年の歳月を経て、新しい検査法、疾病の知識、ケーススタディをふんだんに盛り込み、“take
note”(コラム)も、“take note advanced”を加えてさらに充実!臨床検査を学ぶ学生や医療現場の一端を担う
医療スタッフが、学習の手引きとするために、そして日々の実務を支援するために必携の教科書です。
◆オールカラー+豊富な図表200点
◆第1版の発売から約30年にわたるロングセラー
第1章 尿検査の歴史
・主な足跡をたどる
第2章 尿の生成
・腎臓の構造、機能
第3章 尿検査の意義
・尿検査の目的と病態解析
第4章 尿検体の取り扱い
・尿量、尿の種類、採取と保存法
第5章 尿検査の精度保証と精度管理
・精度保証システムの概要と実際
第6章 尿定性検査(基本尿検査)
・尿の外観と臭気
・尿試験紙法とその一般的注意事項
・尿検査の自動化
・尿pH
・尿比重、尿浸透圧
・尿蛋白
・尿アルブミン
・尿クレアチニン
・尿糖
・尿ケトン体
・尿ビリルビン、尿ウロビリノーゲン
・尿潜血、血尿検査
・尿中白血球
・細菌尿
第7章 尿沈渣検査
・検査法と臨床的意義
・形態観察のポイントと病態意義
・尿中有形成分分析装置
第8章 病態と疾患
・糸球体疾患
・間質性疾患、尿細管疾患
・尿路疾患
第9章 尿特殊検査
・尿中低分子蛋白
・ベンス ジョーンズ蛋白
・NAG
・尿妊娠反応(hCG)
・尿中メタネフリン、メタエピネフリン、バニリルマンデル酸、ホモバニリン酸
・尿中細菌抗原
尿検査関連資料
・健康成人における尿の性状、基準範囲、臨床判断値
・糸球体濾過量と推算式
・尿試験紙法で偽陰性・偽陽性となる主な原因
・学校検尿における正しい尿の採り方
・中間尿採取手順
・血尿診断ガイドライン(要約)
・糸球体性血尿、非糸球体性血尿の鑑別
・小児特発性ネフローゼ症候群診療ガイドライン2013(尿関連事項)
・成人ネフローゼ症候群の診断基準
・IgA腎症の診断基準
・糖尿病性腎症病期分類2014
・糖尿病性腎症病期分類とCKD重症度分類との関係
・試験紙検査Case Study
・1枚で知る尿のトータルプロフィール
・ネフローゼ症候群の治療効果判定基準
テイク・ノート
・学校検尿
・一般検査
・尿採取は要注意
・尿中β2-ミクログロブリン(β2-m)の増加の機序は多彩
・尿試験紙の応用利用
・尿試験紙判定システムの落とし穴
・pH検査のアプローチ
・試験紙検査解釈のコツ
・アルブミン尿(Albuminuria)
・尿糖陽性の新たな病態-SGLT2阻害薬の登場
・尿ケトン体陽性
・腎後性腎不全の予防のために―尿沈渣での酸性尿酸アンモニウム結晶を見逃すな―
・尿中κ、λ抗原免疫学的測定法
・ガイドラインに見る尿中赤血球形態
・タム蛋白/ウロモジュリンと円柱
・慢性腎臓病
・急性腎障害
・AKIマーカーの新しい流れ
・リソソーム―尿検査の新たな起点
・小児のeGFR
・尿中白血球検査
テイク・ノート アドバンスト
・尿細管糸球体フィードバック機構―腎血流量、GFRの調整機序
・腎小体とその周辺構造、機能
・糖尿病性腎臓病におけるGFRの増加の機序
・ナッツクラッカー現象(ナッツクラッカー症候群:Nutcracker syndrome)
・アルポート症候群(Alport syndrome)
・ファブリー病(Fabry disease)
・尿中病原微生物の核酸増幅検査
・FISH法による尿中膀胱癌細胞の同定
・膀胱炎発症の機序
・近位尿細管上皮細胞表面のリセプターの機能と疾病
索引・略語一覧
付録(無料ダウンロード)
・エームス尿検査試験紙偽陽性・偽陰性一覧表
・試験紙検査の注意事項
・試験紙検査判定のポイント