新版以降，特にX線画像機器ではアナログ機器からディジタル医用画像機器へと急速に変遷している。規格体系やJIS等の大幅な改正もあることから改訂を行った。平成32年版国家試験出題基準も参考に各項目も全般的に見直した。

1. 総論
1.1 X線の発見と論文の概要
1.2 X線の発生と物質との相互作用
1.3 X線撮影と診断用X線装置の概要
1.4 診断用X線装置の構成・規格

2. X線発生装置
2.1 X線源装置
2.2 X線高電圧装置
2.3 自動露出制御装置

3. X線機械装置
3.1 X線機械装置の分類
3.2 X線透視撮影台
3.3 X線撮影台
3.4 保持装置

4. X線映像装置
4.1 X線映像装置の要素
4.2 X線テレビジョン装置
4.3 X線間接撮影用ミラーカメラ装置

5. 診断用X線画像処理装置
5.1 概要
5.2 コンピューテッドラジオグラフ(CR)
5.3 レーザフィルムディジタイザ
5.4 ディジタルフルオログラフ(DF)
5.5 I.I.-TV方式ディジタルラジオグラフ
5.6 フラットパネル検出器(FPD)

6. 関連機器
6.1 フィルムチェンジャ
6.2 放射線用フィルムカセッテ
6.3 散乱線除去グリッド
6.4 画像記録装置
6.5 自動現像機
6.6 その他

7. X線増感紙・X線蛍光板
7.1 蛍光体
7.2 X線増感紙
7.3 X 線蛍光板

8. 診断用X線装置システム
8.1 一般撮影装置
8.2 X 線透視撮影装置
8.3 断層撮影装置
8.4 循環器用X線診断装置
8.5 専用X線診断装置
8.6 集団検診用X線装置
8.7 可搬形X線撮影装置
8.8 骨密度測定装置
8.9 歯科用X線装置

9. 診断用X線装置の管理
9.1 安全管理
9.2 診断用X線装置の品質保証

10. 医用X線CT装置
10.1 CT装置の基本原理
10.2 CT装置の変遷・走査方式
10.3 CT装置の構成
10.4 画像再生のアルゴリズム
10.5 CT値と画像表示
10.6 ヘリカルスキャンCT
10.7 マルチスライスCT
10.8 性能評価・機器管理

11. 磁気共鳴画像診断装置
11.1 原理
11.2 構成
11.3 画像の生成・パルスシーケンス
11.4 MRI 装置の安全管理

12. 超音波画像診断装置
12.1 超音波の特性
12.2 原理
12.3 構成・性能

13. 眼底写真撮影装置(眼底カメラ)
13.1 眼球の構造
13.2 原理・構成
演習問題
引用・参考文献
索引