書名 |
腎機能に応じた投与戦略 |
---|---|
筆頭著者 |
向山政志・監 |
その他著者等 |
平田 純生 監修/中山 裕史 編集/竹内 裕紀 編集/門脇 大介 編集 |
出版社名 |
|
ISBNコード |
ISBN978-4-260-02864-6 |
発行年 |
2016年11月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 402頁 |
分類 |
臨床医学系/腎臓・透析 |
価格 |
定価6,380円(本体5,800円 税10%) |
重篤な副作用を回避するために医師、薬剤師が知っておきたいキーワード、考え方、計算式を、症例をあげながら具体的に解説。NSAIDs、β遮断薬、スタチン、抗菌薬など、処方頻度の高い薬のリスクと注意ポイントについて、実践的な情報を記載した。腎機能を正しく評価するための「10の鉄則」と、圧倒的な情報量の「腎機能別薬剤投与量一覧表」を収載! 上手な薬の使いかたを導く。
第1章 この副作用,防げますか?
1 腎機能の低下した糖尿病患者で長引く致命的な低血糖→SU薬
2 出血による死亡は発売後半年で23例,この悪夢は肥満患者で繰り返される?
→ダビガトランエテキシラート(プラザキサ® )
3 腎機能正常の高齢者に起きた真夏の意識障害
→バラシクロビル(バルトレックス® )
4 コルヒチン服用の腎障害患者に併用すると生命を脅かす薬
→クラリスロマイシン(クラリス® ,クラリシッド® )
5 外用薬が原因で透析導入を要した急性腎不全
→マキサカルシトール(オキサロール® 軟膏)
6 まじめに服用し続けた患者を透析に追い込んだ薬→NSAIDs
7 腎機能の見積もりミスによる取り返しのつかない薬剤性腎障害→バンコマイシン
第2章 副作用を起こさないために知っておきたい腎機能の話
1 腎機能に応じた投与設計
2 肝腎な話~薬剤の肝代謝・腎排泄について~
3 クレアチニンを徹底的に科学する
4 血清Cr値を基にした推算式の利点と問題点
5 添付文書の腎機能表記の大問題
6 シスタチンCを測定していますか?
7 過大腎クリアランス(ARC)
8 糖尿病患者・ネフローゼ患者の実測CCr,eGFRに及ぼす影響
9 確認問題-この症例の腎機能は?
10 第2章のまとめ
第3章 診療科別 危ない薬,意外と使える薬
1 精神科編
2 神経内科編
3 整形外科・ペインクリニック・リウマチ科編
4 循環器内科編
5 代謝内科編
6 糖尿病内科編
7 消化器内科編
8 感染症科編
9 眼科編
10 泌尿器科編
11 皮膚科編
12 腫瘍内科編
13 その他
第4章 腎機能を正しく評価する「10の鉄則」
第5章 腎機能別薬剤投与量一覧表
事項索引
薬剤索引