書名 |
病態・治療をふまえた がん患者の排便ケア ≪がん看護実践ガイド≫ |
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筆頭著者 |
日本がん看護学会・監 |
その他著者等 |
松原 康美 編集 |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-260-02777-9 |
発行年 |
2016年6月 |
判型 / 頁数 |
B5判 / 192頁 |
分類 |
臨床看護/診療科・疾患/がん・緩和ケア |
価格 |
定価3,300円(本体3,000円 税10%) |
がんの進行・病状の悪化、治療や症状緩和に用いる薬剤など、複数の要因が関連し生じることが多いがん患者の排便障害。慢性的に経過し生命に直接かかわることは少ないが、患者のQOLに影響する。看護師は病態や治療をふまえたアセスメントを行い、日常生活や自尊心に配慮したケアが求められる。本書では、排便ケアの基礎知識から、治療や病態に伴う排便障害とそのケア、スキントラブル時の対応や術前からのストーマケアを解説。
第1章 がん患者の排便ケアに必要な基礎知識
1 排便のメカニズムとその障害
2 排便障害の原因とアセスメント
3 排便障害に関するアセスメントツール
4 排便障害の治療
第2章 がん治療における排便ケア
1 化学療法における排便ケア:下痢
2 化学療法における排便ケア:便秘
3 放射線治療における排便ケア
第3章 進行がんに伴う排便ケア
1 播種性病変がある場合の便通対策と症状緩和
2 オピオイド系鎮痛薬使用中の便通対策
3 下血の原因とケア
第4章 下痢・便失禁に伴うスキントラブルのケア
1 スキントラブルの観察とアセスメント
2 スキントラブル発生時のケア
3 瘻孔がある場合のスキンケア
第5章 消化管ストーマ造設患者のケア
1 術前のケア
2 術後入院中のケア
3 日常生活における情報提供
4 ストーマ閉鎖術前後のケア
5 緩和ストーマを造設する患者のケア
6 ストーマ造設に関する社会保障制度
第6章 療養生活の支援
1 排便障害専門外来の実際
2 下痢・便秘時の栄養管理
3 排便ケアにおけるチーム医療の実際
索引
Column
下痢と便失禁の疫学
便失禁によるQOLへの影響
粉状皮膚保護剤含有軟膏を用いたスキンケア
ウイルス性疣贅に注意
日本オストミー協会の歴史と今後の課題
わが国における緩和ストーマ研究の動向
当院の排便障害専門外来延べ受診者数の動向
排便ケアを行う際の医師の視点