書名 |
循環器研修テクニカルノート 心不全 ―臨床を上手に行うための「頭と実地」のテクニック |
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筆頭著者 |
樋口義治・著(大阪警察病院循環器内科部長) |
出版社名 |
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ISBNコード |
ISBN978-4-89592-865-6 |
発行年 |
2016年9月 |
判型 / 頁数 |
A5変型判 / 268頁 |
分類 |
臨床医学系/循環器内科 |
価格 |
定価5,500円(本体5,000円 税10%) |

循環器診療において、頭の中の知識をどう整理し、実際にどのように診療するのか、という思考と実地の両面を、具体的な方法(テクニカルな考え方・技術)として解説するシリーズ、第1弾。心不全診療の基本を重視しつつ、急性期・慢性期診療と薬物処方のテクニックを筋道立てて実践的かつ具体的に指南。患者像をイメージしながら、臨床現場で手ほどきを受けるような感覚で読み進むことができる。循環器医・研修医はもちろん、心不全診療に携わる総合診療・救急・集中治療医にとっても、臨床技能の向上につながる珠玉の1冊。

Part 1 診療の基本
A 心不全の基礎知識
A-1 心不全診療にあたってのプリンシプル
A-2 心不全症状とその仕組み─主訴のメカニズム
A-3 CV continuumの終着駅としての心不全
B 心不全の診察・検査と診断
B-1 問診のテクニック
B-2 身体診察のテクニック
B-3 臨床検査のテクニック:検査の目的は診断とモニタリング
B-4 心エコーによる左心系の評価法とその解釈
B-5 心エコーによる右心系の評価法とその解釈
B-6 鑑別診断:急性/慢性呼吸不全を呈する呼吸器疾患の鑑別が重要
C 心不全の治療
C-1 救急で出会う心不全の集中治療
C-2 一般病棟で管理する心不全の治療
C-3 外来でフォローする心不全の治療
Part 2 急性期診療のテクニック
A 急性期患者の診察・検査と診断
A-1 急性心不全診療のプリンシプル
A-2 急性心不全を診たとき
A-3 心不全急性期を診察する
A-4 診察・検査から病態に迫る
B 急性期患者の治療
B-1 急性期の呼吸管理
B-2 急性期の循環管理
B-3 背景となる基礎心疾患と経路/トリガーごとに考える心不全治療
B-4 特別な注意を要する急性心不全診療
B-5 急性心不全の薬物治療と非薬物治療
Part 3 慢性期診療と長期管理のテクニック
A 慢性期患者の診察・検査と診断
A-1 慢性期心不全診療のプリンシプル
A-2 慢性心不全とは
A-3 慢性心不全の診察・検査
B 慢性期患者の治療
B-1 慢性期心不全治療の考え方─こんなのも慢性期,あんなのも慢性期
B-2 慢性期患者の治療─総論
B-3 基礎心疾患ごとの治療─各論
B-4 薬物治療(経口)と非薬物治療
C 長期管理
C-1 心不全長期管理の実際
C-2 長期管理における診察と検査
C-3 長期管理の心不全治療
C-4 長期管理のための心不全チーム医療
C-5 長期管理のための地域連携
Part 4 処方のテクニック
A 薬物の種類と特徴
A-1 血管拡張薬
A-2 利尿薬
A-3 レニン-アンジオテンシン(RA)系阻害薬
A-4 β遮断薬
A-5 強心薬
A-6 ジギタリス
B 急性期の処方薬
B-1 血管拡張薬
B-2 利尿薬
B-3 強心薬
C 慢性期の処方薬
C-1 利尿薬
C-2 レニン-アンジオテンシン(RA)系阻害薬
C-3 β遮断薬
C-4 経口強心薬
C-5 ジギタリス
C-6 併存疾患をもつ慢性心不全の内服治療